米AMDは3月20日(現地時間)、AMD Radeonグラフィックス向けのドライバ新バージョンとして「Adrenalin Edition 24.3.1」を公開した。ダウンロードページから利用できるようになっている。
新作タイトル『ドラゴンズドグマ 2』『Horizon Forbidden West Complete Edition』『Outpost: Infinity Siege』に対応し、いくつかのゲームで独自機能「HYPE-RX」への対応を拡充するドライバの新バージョン。問題が多数解決されており、一部のゲームでAFMF(AMD Fluid Motion Frames)を起動するとマイクロスタッターが断続的に発生する問題にも対応されている。
改善された問題
- 一部のゲームでAMD Fluid Motion Framesを有効にすると、過度の微小スタッターが断続的に発生することがあった
- AMD Radeon RX 7900シリーズGPUでHELLDIVERS 2をプレイ中に断続的に発生するドライバーのタイムアウトやアプリケーションのクラッシュが改善された
- Radeon RX 7000シリーズGPUでStarcraft IIをプレイ中に、断続的なアプリケーション・クラッシュまたはドライバ・タイムアウトが発生する場合があった
- Radeon RX 6800などの一部のAMDグラフィックス製品でDirectX 12 APIを使用してWorld of Warcraftをプレイしているときに、初期ロード時間を短縮した
- Dying Light 2 Stay Humanのプレイ中に紫色の破損が発生する場合があった: Radeon BoostおよびRaytracingを有効にした状態でReloaded Editionをプレイすると、紫色の破損が発生する場合があった
- Cossacks 3をプレイ中に、一部のキャラクターが見えなくなったり、テクスチャが欠けたりすることがあった
- 特定の屋内環境でSpace Engineersをプレイしている際に、照明のちらつきが発生する場合があった
- AMD Radeon RX 7900 GREグラフィックス製品において、メモリチューニングの上限が正しく表示されないことがあった
- アクセント記号付きの文字を含むWindowsユーザー名に対して、シェーダーキャッシングが失敗することがあった
- ゲームが最小化されているときに、FPSパフォーマンスメトリクスの値が正しく報告されないことがあった
- 一部のハイブリッドグラフィックスシステム上のAdobe Premiere Proで、GPUアクセラレーションが欠落したりグレーアウトしたりすることがあった
- 一部の DirectML ワークロードを Topaz AI で使用しているときに、パフォーマンスの低下が発生することがあった
残っている問題
- Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品において、デュアルモニター環境でHELLDIVERS 2をプレイ中に、断続的にドライバーのタイムアウトやアプリケーションのクラッシュが発生することがあった
- Radeon RX 6000シリーズGPUでLords of the Fallenをプレイし、特定のエリアに入ると、断続的にアプリケーションがクラッシュすることがあった
- Radeon RX 6800などの一部のAMDグラフィックス製品でSnowRunnerをプレイしているときに、特定の泥環境でアーティファクトが表示されることがあった
- Parsec Virtual Display Driverがインストールされた一部のシステムで、AMD SmartAccess Videoが「使用可能」と誤って報告されることがあった
- 24.5.1] AMD SoftwareのAV1コーデックを使用した録画中に、音声と映像が断続的に同期しなくなることがあった