日産自動車はブラジルのサンパウロで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン10の第4戦に参戦し、オリバー・ローランドが3位表彰台を獲得した。前戦から2戦連続で表彰台を獲得し勢いに乗る日産フォーミュラEチームは、3月30日に開催される東京大会でフォーミュラE初となるホームレースに挑む。
最終ラップで2台をオーバーテイク!
ローランドは決勝を11番手でスタートした後、順調に順位を上げ、レース終盤に5番手に浮上。最終ラップの最終コーナーで前を行く2台が3番手争いを繰り広げる隙に、内側からその2台を追い抜いて3位表彰台を獲得した。
一方、サッシャ・フェネストラズは決勝を14番手でスタートし、混戦の中で粘り強い走りを見せたものの、僅差でポイントを逃して11位でフィニッシュした。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ氏は以下のコメントを発表いた。
「予選は悔しい結果となりましたが、決勝は可能な限り挽回し、ポイントを獲得することに集中しました」
「ローランドは素晴らしい走りを見せ、2戦連続で今季2度目の表彰台を獲得しました。特に最終コーナーで2台のマシンをオーバーテイクしたタイミングは完璧でしたね。フェネストラズは、集団の中で難しいレースを強いられましたが、ポイント獲得まであと一歩のところまでポジションを挽回しました」
「また、このレースでは日産がマシンを供給しているNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームが初優勝を飾り、マシンとしては『日産e-4ORCE 04』のダブル表彰台獲得となりました。今日の結果は私たちの取り組みが正しかったことを証明しています。このペースを維持して、東京大会に挑みます」