女優の中村ゆりか・生駒里奈がW主演を務めるカンテレのドラマ『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』が4月18日(毎週木曜24:25~※関西ローカル、DMM TV独占配信)にスタートする。

  • 左から中村ゆりか、生駒里奈=カンテレ提供

■カンテレ✕DMM TVコラボドラマ第2弾

カンテレがDMM TVとコラボする“リベンジ・復讐”がテーマのドラマ企画第2弾で、原作は、コミック誌『ストーリーな女たち ブラック』にて連載中のタナカトモ氏・つかさき有氏の同名コミックス『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』(ぶんか社)。地味で内向的な派遣社員・ほのかが、謎の美女・のぞみの入社と同時に社内で多発する、パワハラを粛清するような怪事件の真相を追う復讐エンターテイメントドラマとなっている。社内に底知れぬ恐怖を呼び込む謎の美女・深瀬のぞみを中村が、大人しく純粋な性格で会社に居心地の悪さを感じている派遣社員・浅見ほのかを生駒里奈が演じる。今作が初共演となるW主演の2人が、意気込みを語った。

■中村ゆりか、生駒里奈とは「すごく安心して作品にのぞめそう」

中村は、出演決定時の心境について「私が独立してから初めてオファーを受けたドラマのお仕事なので、新しい気持ちとともに、この作品に巡り合えてよかった、という光栄な思いで引き受けました。『社内処刑人』というタイトルから『~彼女は敵を消していく~』というサブタイトルまで、なんだか怖い感じですごくインパクトがあって、ドロドロしたお話なのかなと思いながら読んだら本当にそうだったのですけれど(笑)、展開がスピーディーで、繰り広げられるストーリーが気になって楽しみながら読みました」と語る。また、今回演じる謎の美女・深瀬のぞみの役作りについて聞くと「のぞみは視聴者の方からはどういう人なのか読み取りづらい、というところを大事にしたいと思っています。一見気さくに接してくれるけれど、どこか裏があるんじゃないかと思ってしまう、その微妙な表現ができるように、“ミステリアスさ”を意識してのぞみを演じていきたいです」と意気込んだ。

初共演となる生駒について尋ねると中村は「いろんなところでご活躍を拝見していたのですが、初めてお互いに役に入る本読みの時に生駒さんのお芝居を見て “もうこれはほのかだ!”と思いました。その日の終わり際にたまたま同じエレベーターになって、帰り道は途中まで一緒にお話させていただいたのですが、すごく安心して作品にのぞめそうだなと思いました。今後一緒にお芝居していくのが楽しみです!」と表情をほころばせる。最後に見どころについて「ストーリーが進んでいくごとに展開がドロドロしたところも含めてどんどん増していって、“次は何が起こるんだろう?”という期待や楽しみが募っていく作品になっていると思います。放送を楽しみながら見届けていってほしいです!」と笑顔で呼びかけた。

■生駒里奈、中村ゆりかには「似たような考え方をもっていて…」

一方、生駒はともに主演を務める中村について「ゆりかちゃんとは今回が初めましてだったのですが、人として魅力のある役者さんだということはわかっていました。実際お会いしてみると本当にかわいくて! 私の方が年上なのですが、ルックス的にゆりかちゃんの方が大人っぽく見えると思います。お互い人見知りで、20代後半という女性が体の機能的にも人生のことを考えなければならない年齢で、似たような考え方をもっていて。初めて顔合わせをした日、本読みの後に駅まで2人で一緒に帰って“この年齢ってそういうこと考えるよね、役者やってるとそれ思うよね”と話をしたんです。撮影していく中で、のぞみとほのかのように仲良くなっていけたらと思っています!」と裏話を明かした。

また今回演じるほのかと自身の共通点を聞くと生駒は「ほのかと見た目はちょっと似てるかも、と思いましたが、私は自分ではないものになることが“役になる”ことだと思っているので、似てない部分があって当たり前だと思います。なので演技を見て私と似ていると感じる部分を見つけてもらえたらうれしいですし、視聴者の方にとってもほのかと自分が1番似ていると思える部分がきっとあると思いますので、そう思ってもらえるよう、ほのかの人物像を演じられたらと思います」とまっすぐに語った。最後に視聴者に向けて「目立って自分から物事を進めていくタイプではない、というほのかのような方はたくさんいらっしゃると思います。みなさんが大変なとき“自分はこんな性格だから”とあきらめるのではなく、ちょっとやり方を変えるだけでこんなにも世界が変わるんだ、と思うきっかけにこのドラマがなればと思います。私たちは本当に理不尽ばかりな世の仕組みの中で生きていますが、ドラマを通してスカッとしてもらえたらうれしいです。勇気を持ちたい時にほのかたちを見て“頑張ってみようかな”、と思える時間になるとうれしいです」と熱を込めメッセージを送った。

■原作担当・タナカトモ氏 コメント

『社内処刑人』ドラマ化、本当にうれしいです。先日、撮影を見学させていただきました。笑い声が絶えない中にも熱意があふれ出す素晴らしい現場でした。ひとつのシーンに何度も調整を繰り返し、精度を高めていく俳優陣の皆様と撮影クルーの皆様。キャラの「ぽさ」について意見を交わしあう脚本チームの皆様。こんなチームが作るドラマは面白いに決まっています! 映像作品としての『社内処刑人』、ぜひ多くの方に観ていただければうれしいです。

■漫画・つかさき有氏 コメント

『社内処刑人 〜彼女は敵を消していく〜』のドラマ化、思ってもみなかったお話で楽しみが過ぎてます。(撮影)現場を見学させて頂いてまず驚いたのは舞台となる「白馬不動産」の美術。ポスターも細部までこだわって作られてて見習おうと思いました(猛省)。モニターでの確認室では脚本家の皆様とも和気あいあいでほっこり。機材が入ったカゴにものぞみたちのイラストのコピーでメモが貼られてたり感動……。撮影現場の見学では皆さん役名で呼び合われててこそばゆい感じ。カットがかかった時の俳優さんのリラックス姿を見られるのはまさに役得。どうぞみなさまもほのかたちと一緒にドキドキワクワクを楽しんでください!

【編集部MEMO】第1話あらすじ
純粋だが地味で内向的な派遣社員・浅見ほのか(生駒里奈)は、ハラスメントが横行する社内で仕事を押し付けられたり、トラブルの濡れ衣を着せられたりしながらも「この仕事にしがみつくしかない」と耐える日々を送っていた。そんなほのかの前に突如、新たに入社した派遣社員・深瀬のぞみ(中村ゆりか)が現れる。仕事ができて美しく目立つのぞみはすぐさま先輩社員から目をつけられるが、ほのかと急接近し、深く共鳴する。のぞみと出会い親しくなったことで、徐々に毎日を楽しいと感じられるようになっていくほのか。そんな中、ほのかにハラスメントを働いていた先輩社員が、社内で起こったある事件によって突然の退職に追い込まれ、社内は騒然となる。だがそれは発端に過ぎなかった!数日後、社内でほのかはある衝撃的な光景を目にする!のぞみの入社をキッカケに次々と巻き起こる不審な事件。はたしてのぞみは社内をムチャクチャにする悪女なのか…!?