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3月29日に開幕を迎える2024年シーズンのプロ野球。オープン戦では熾烈なレギュラー争いが繰り広げられているが、スターティングメンバ―の陣容も見えてきている。そこで今回から、12球団の開幕スタメン予想をしていきたい。今回は、パシフィック・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルス編。
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投手:早川隆久
開幕投手に指名されたのは、プロ4年目を迎える早川隆久。ルーキーイヤーに9勝を挙げたものの、その後も2桁勝利はならず。絶対的エース・則本昂大が抑えに転向したため、早川にはさらなる飛躍が求められるだろう。
開幕ローテーションは内星龍、新加入のコディ・ポンセ、ベテランの岸孝之が有力。一方で、右膝の故障が心配される荘司康誠が、開幕に間に合うか微妙なラインとなっている。
田中将大は開幕ローテーションを外れる見込みとなったが、今月15日のオープン戦で好投した藤井聖、プロ5年目の瀧中瞭太、ドラフト1位ルーキーの古謝樹らが先発争いに加わってきそうだ。
捕手:太田光
開幕マスクは、太田光の起用が濃厚。炭谷銀仁朗が埼玉西武ライオンズに移籍したことを考慮すると、太田の出場機会はますます増えてくるはずだ。
昨季も104試合に出場したが、今シーズンは正捕手の座を確固たるものとしたい。
その他には安田悠馬や石原彪、堀内謙伍らがいる。太田1人でのシーズン完走は難しいと考えられることから、2番手捕手などの活躍も、不可欠となるだろう。
内野手
一塁手:茂木栄五郎
二塁手:小深田大翔
三塁手:浅村栄斗
遊撃手:村林一輝
内野手は、上記の4人と予想した。ここ数年、存在感が薄くなっている茂木栄五郎。オープン戦では一塁の守備に就いており、シーズンでも同様の形を予想。
昨季に盗塁王(36個)のタイトルを獲得した小深田大翔は、浅村栄斗のコンバートにより二塁での出場が濃厚。守備の負担を考慮して今季から三塁を守る浅村は、主砲として厚い信頼が寄せられている。
遊撃の村林一輝は、オープン戦で多くの出場機会を得ているが、打撃不振に苦しんでいる。村林の状態次第では、新加入で支配下登録を勝ち取った山田遥楓のスタメン起用も考えられる。
外野手
左翼手:島内宏明
中堅手:辰己涼介
右翼手:岡島豪郎
外野手の陣容だが、左翼・島内宏明、中堅・辰己涼介は固いと予想される。
昨季は本領を発揮できなかった島内にとって、今季は雪辱を晴らすシーズンとなる。プロ6年目を迎える辰己は、自身初の打率3割も視野に入れたい。
右翼には、オープン戦で一定の成績を残している岡島豪郎を選出した。とはいえ、ルーキーイヤーの輝きを取り戻したい田中和基、さらにはオープン戦好調の阿部寿樹もいる。
右足の負傷で出遅れていた小郷裕哉も、今月17日のオープン戦でスタメン復帰。右翼のポジションは、熾烈な争いとなってきている。
指名打者(DH)
指名打者は、昨季に12本のアーチを描いたマイケル・フランコと予想した。
現状は野手唯一の外国人選手として、中軸の役割を果たす存在になりそうだ。
オープン戦では鈴木大地が指名打者に入る試合もあった。とはいえ、長打力不足に悩まされている楽天だからこそ、一発長打を期待できる選手を置くと考えた。
楽天の開幕オーダー(打順)予想
1番(二)小深田大翔
2番(遊)村林一輝
3番(左)島内宏明
4番(三)浅村栄斗
5番(指)マイケル・フランコ
6番(一)茂木栄五郎
7番(中)辰己涼介
8番(右)岡島豪郎
9番(捕)太田光
(投)早川隆久
リードオフマンとして期待される小深田。今季も塁上を駆け回り、打線に勢いをつけていくだろう。クリーンアップは島内・浅村・フランコの3人が予想される。
近年の楽天は左打者が多くなっていたが、村林の台頭もあり、右打者の割合が少しずつ増えてきた。今江敏晃新監督のもと、新しいチームスタイルを築いていけるか注目だ。
楽天の開幕戦は、3月29日。本拠地・楽天モバイルパーク宮城で埼玉西武ライオンズと対戦する。