テレビ朝日系ドラマ『相棒』のオリジナルコンテンツ「相棒 sideA/sideB」が、このたびTELASA(テラサ)で配信された。

  • 「相棒 sideA/sideB」テレビ朝日提供

■『相棒』、2つのストーリーが重なる長編オリジナル

今作は、『相棒』シリーズの歴史の中でも過去に例を見ない、長編の配信オリジナル。杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)、それぞれの視点からひとつの事件を描いた2つのストーリー「sideA(右京編)」、「sideB(薫編)」の2作品を一挙公開するという、配信ならではの仕掛けが用意されている。元暴力団員が殺害された事件で、被疑者として浮上した2人の男。右京と薫が偶然、それぞれの被疑者と出会ったことから物語は展開していき、やがて2人の捜査は思いもよらぬ形で交錯することに。2つの物語が重なるとき、驚くべき事件の真相が浮かび上がって……。

さらに、アクションがふんだんに登場するのも今作の大きなみどころ。パルクールを取り入れた迫力の逃走シーンが展開され、寺脇はワイヤーアクションにも挑戦する。さらに、右京と薫がエスカレーターですれ違いざまに“クロスジャンプ”するという圧巻のチェイスシーンも出現。躍動感あふれる映像は必見だ。そんな特命係の2人はもちろん、薫の妻でジャーナリストの亀山美和子(鈴木砂羽)、捜査一課刑事・伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)、薬物銃器対策課・角田六郎課長(山西惇)らレギュラーメンバーがズラリと登場。スタッフも、脚本・徳永富彦×監督・橋本一×音楽・池頼広というシリーズおなじみの布陣が結集し、スリリングな本格ミステリーを構築していく。

【編集部MEMO】
「sideA(右京編)」あらすじ
暴力団を破門になった元構成員・松野(渡洋史)の遺体が見つかった。死因は合成麻薬の急性中毒だったが、遺体には無数の打撲痕が残されており、何者かに襲われたようだった。たまたま現場を訪れた特命係の杉下右京(水谷豊)は、遺留品のレシートに着目。被害者が事件当夜、何者かと中華料理店で食事をしていた事実をつかむ。まもなく、食事の相手は平井久美(ひさよし/福崎那由他)という若い男と判明。平井は、松野とは先輩後輩のような間柄だったと話し、事件の関与を否定。さらに、松野が生前、“高木宇宙(そら/石川雷蔵)という名の半グレ男に殺されるかもしれないと話していたと打ち明ける。右京は平井とともに高木を追うが、意外な場面で亀山薫(寺脇康文)と鉢合わせすることとなり……!?
「sideB(薫編)」あらすじ
非番の日、妻・美和子(鈴木砂羽)のショッピングにつきあっていた特命係・亀山薫(寺脇康文)は、コンテナ型のトランクルームをバールで無理やりこじあけようとしている若い男・高木宇宙(そら/石川雷蔵)に遭遇する。追跡して事情を聴いたところ、高木は自分は泥棒などではない、先輩から預かった荷物を取り出そうとしていただけだと主張。トランクルームの鍵を盗まれてしまったため、やむなく鍵を壊そうとしたのだが、結局、扉を開けることはできず、荷物の中身もわからないと話す。高木は、鍵を盗んだと思われる男“平井久美(ひさよし/福崎那由他)”を捜してほしいと薫に依頼。なりゆきから、薫は高木とともに平井を捜索することになるが、そんな薫の前に杉下右京(水谷豊)が姿を現して……!?