通信キャリア各社は3月19日、2024年度の電話リレーサービス料の改定について一斉に発表した。
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電話リレーサービス
電話リレーサービスとは、聴覚・発話に困難を抱える人とそれ以外の人・団体等の間を、通訳オペレータが手話・文字・と音声を通訳することで、24時間／365日、電話で双方向につなぐサービス。その費用は、固定電話・携帯電話・IP電話等のサービスを提供している事業者が電話番号数に応じて負担することが義務付けられており、事業者が電話リレーサービス料としてそれぞれのサービスの一般加入者に負担を求める仕組みになっている。
2024年度の各社の電話リレーサービス料は、2024年4月～2025年3月の12カ月間において、ひとつの電話番号につき毎月1.1円。なおソフトバンクは、プリペイドサービスの“ソフトバンクのシンプルスタイル”について、月額制ではなく2024年4月23日以降の毎回のリチャージ時において3円を請求するとしている。
なお、電話リレーサービス料は必要額に合わせて今回のように定期的に改定されている。最低額といえる月額1円×12カ月間分を徴収すると過分になる場合は徴収を行わない月を設けることもあり、2023年度は2月～3月の2カ月間が徴収なしとなっていたが、2024年度は徴収なしの月を設けず、各月1.1円を12カ月間請求することになっている。
