俳優の佐野勇斗が、映画『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)に出演することが18日、明らかになった。
今回明らかになったのは、主人公・嶌衣織役の浜辺美波と、波多野祥吾役の赤楚衛二に続く、3人目の大学生キャスト。慶応義塾大学総合政策学部の学生で、フェア(公平)を愛し、冷静かつ的確なリーダーシップを執る九賀蒼太を佐野が演じる。
元々ミステリー作品が好きだという佐野は「原作はめちゃくちゃ面白くて一日で読んでしまいました」と撮影が始まる前から作品の世界観に引き込まれたことを明かし、「ヒントが沢山隠されているので、視点を変えて3回以上は観てほしい」と熱いコメントを寄せている。
また、浜辺・赤楚・佐野の笑顔と無表情の対比が印象的な“裏表ビジュアル”も公開。就職活動には欠かせない証明写真風の写真が2点並んでおり、さわやかな笑顔と、笑顔を封印し、憂いに満ちた意味深な表情が印象的なビジュアルとなっている。
コメントは以下の通り。
■佐野勇斗
もともとミステリー的な作品がすごく好きなので、原作はめちゃくちゃ面白くて一日で読んでしまいました。これまで優等生の役はあまり演じたことがなかったため、今回の役は挑戦的でしたが、九賀のまっすぐさは自分とも共通する部分で、共感しながら演じられました。そのまっすぐさがどこに向かうのかは……。『六人の嘘つきな大学生』には犯人へのヒントが沢山隠されているので、1回目は犯人が誰なのかを考察しながら楽しんでいただきたいです。そして、2回目はその犯人がどんな芝居をしているかを、更に3回目は、もっと細部まで……という形で3回以上観ていただけたら嬉しいです。
■稲垣優プロデューサー
この原作を映像で表現する上で、「九賀蒼太を誰が演じるのか?」は重要なポイントでしたが、これまでのTVドラマや映画の出演作で、二面性のあるキャラクターを演じる経験の多かった佐野勇斗さんには、安心して九賀役をお任せすることができました。しかし、撮影を通して我々製作陣を驚かせたのは、佐野さんの発案で演じられた、あるシーンでの九賀の「第三の顔」。それは、おそらく公開まで明かされることは無い映画ならではの大きな見どころになっておりますので、公開後のお楽しみとして、ぜひスクリーンで見届けていただきたいと思います。佐野さんだからこそ表現できる、唯一無二の魅力を放つ「九賀蒼太」に是非ご期待ください。
【編集部MEMO】
映画『六人の嘘つきな大学生』は、2021に刊行された浅倉秋成氏の同名小説の実写化作。就職活動を舞台に、六人の登場人物の裏の顔が暴かれていくサスペンス要素と、明らかになった六人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収されるミステリー要素を掛け合わせた小説を、監督・佐藤祐市×脚本・矢島弘一で実写化する。
(C)2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会