御船印めぐりプロジェクト事務局は、国の船員教育機関である独立行政法人 海技教育機構(JMETS)と共同で、公式船印帳「帆船・海王丸」を制作し、3月15日より先行販売を開始する。
島国・日本における海運は、安定的な社会運用を支える重要な柱で、JMETSはその担い手となる船員教育を行っている。事務局では、船員教育を支援する施策の一つとして、21年10月にJMETSと公式船印帳「日本丸の壱(帆船・日本丸)」を制作し、発売した。
今回は、引き続き船員教育の重要性を周知し、旅客船業界の継続的な発展と活性化のため、JMETSの練習船「海王丸」が24年9月に竣工35年を迎えるにあたり、コラボ船印帳第二弾として「帆船・海王丸」を販売する。
練習船「海王丸」は、「日本の海の王者にふさわしい船にしたい」という期待を込めて命名された、JMETSが運航する日本を代表する大型帆船。船員の育成を通して海洋立国日本を支えるため、1930(昭和5)年に「日本丸」とともに建造された。
59年間にわたって新人船員を育てててきた初代「海王丸」の後継として、1989年(平成元年)に2代目「海王丸」が就航し、2024年9月に竣工35年を迎える。これまで青少年のための海洋教室や体験航海でも活用されている。23年には「海王丸」「日本丸」がデザインされた御船印も販売、海事思想の普及に大きな役割を果たしている。
公式船印帳「帆船・海王丸」は、スカイブルーの箔押しを使用し、凛とした海王丸の姿と竣工35年を記念したデザインに仕上っている。船印帳「日本丸の壱」とのシリーズ感も演出している。希望小売価格は2,200円。サイズは横12cm×縦18cm×厚さ1.5cm。仕様は蛇腹式(最大46枚の御船印を貼付け可能)でビニールカバー付き。
販売は、3月15日よりJMETS 公式ホームページから通信販売で購入でき(先行販売)、練習船の寄港イベントを行う港にて広報ブースを設置した際にも購入可能。また、御船印に参加する船社でも4月25日以降に随時取扱を開始する予定だ。