ピロリロリンとロールピアノを卓上に広げるピアニストのふくしひとみさん。おもむろに鍵盤上に置いたのは、オモチャの猫ちゃんではありませんか。鍵盤上をトコトコと移動してニャンニャンと鳴く猫ちゃん、その様子を慈しむように見守るひとみさん。友情出演の猫ちゃんとふくしひとみさんの競演の始まり始まり…。
幼いころから友達を作らず、ひたすらピアノ漬けだった妻。その一人遊びは独自の進化を遂げ、もはや誰もついていけない境地である。
「ひとりでいるのは好きだし、動物やぬいぐるみの友達はいるので…」と語るふくしさん。たしかに世間一般では「ともだちは多いほどいい」という風潮があるようですし、「人間の友だちを特別渇望したことはない」と公言するふくしさんは少数派かも…。でも、お友だちの猫ちゃんとの見事な連弾が、二人の仲良い関係を見事に証明してくれているのでした。息のあった一人と一匹のプレイに、フォロワーからも多くの賞賛の声が寄せられました。
「猫さんの連弾タイミング完璧すぎる」「猫のおもちゃとハモってる! 凄い」「すごい! ネコのオモチャも演奏してる・・としか思えないひとみさんの演奏」「オモチャとセッション! 」「ずっこく可愛い連弾ですね」「最後のジャーンと猫ちゃんのニャーのタイミングもバッチリでみればみるほど凄い‥」「猫がおもちゃだとか、ふざけてるとかそういうのではなく、ここまでで、なんならそのあと置いて、ポロン! と鳴るところまで一連のパフォーマンスに感じます」などなど。
今回の投稿者であり、ふくしひとみさんのご主人である戌一 (いぬいち)さんに奥さまのお話を伺いました。
■投稿者に聞く
……奥さまがぬいぐるみと競演しようと考えたきっかけはどんなことだったのでしょうか。
このネコのぬいぐるみはショッピングモールでたまたま見かけて、理由は特になく、なんとなく購入したのでした。しかしあるとき妻が「もしかしてピアノが弾けるのでは? 」と思っておもちゃのピアノ(ロールピアノではなく別の物)を弾かせたところ、本当に弾けたので、それ以降使うようになったという経緯があります。
……奥さまにとってピアノはどんな存在なのでしょうか。
物心ついたときからあったものなので、もはや「水」のような存在だそうです。おそらく「必要不可欠なもの」という意味だと私は解釈しています。
……奥さまにとってぬいぐるみはどんな存在なのでしょうか。
「子供のころは動物やぬいぐるみと遊んで育ったけど、動物よりぬいぐるみのほうが自分の中で、より文化的な存在だった。だから動物には絵本を読み聞かせないけど、ぬいぐるみには絵本を読み聞かせていた。そのせいもあって、今では仕事仲間であり相棒でもある」そうです。
……奥さまの友だち観について教えてください。
「特別人が嫌いというわけでもないけど、子供のころからいろんな習い事が忙しく、同年代の人間たちと一緒に遊ぶ時間が取れなかった。そのせいか、大人になっても人間と遊ぶ習慣がない」とのことです。ふくしひとみのこちらの投稿も併せてご覧いただくと、より伝わるかと思います。
▼幼いころから友達を作らず、ひたすらピアノ漬けだった妻。その一人遊びは独自の進化を遂げ、もはや誰もついていけない境地である。
幼いころから友達を作らず、ひたすらピアノ漬けだった妻。その一人遊びは独自の進化を遂げ、もはや誰もついていけない境地である。 pic.twitter.com/rUbDE9POcj
— 戌一 いぬいち (@inu1dog1) March 7, 2024