様々なバラエティ番組や情報番組で活躍しているお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹。昨年は怒涛の47都道府県ツアーを行い、無事に完走した。そんな2人にインタビューし、ツアーを終えて改めて感じた漫才への思いや、昨年パパになったりんたろー。の変化、兼近が名付け親になったという命名エピソードなど話を聞いた。
3月2日に開催された「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」では、7度目のMCを務めた2人。まずはその感想から聞くと、兼近が「毎年見ているので、あの子、大きくなったなあとか、あの子はモデル業を少なくして女優業にシフトしたなとか、この子はそろそろ歩くのが嫌になってるのかな? とか、そういうやらしいところも全部見えます(笑)」と答え、りんたろー。がすかさず「そんなこと言わなくていいの!全員、一生懸命やっていますから」とツッコむ。
漫才師として肝入りだった47都道府県ツアーを昨年完走した2人。りんたろー。は「全国の皆さんと直接お会いする機会はなかなかないので、すごく貴重でありがたいなと思いましたし、漫才というものにちゃんと向き合えた楽しい1年でした」と振り返る。
兼近は「47都道府県ということで、普段会えないような人たちと会えたことはうれしかったんですが、漫才がいまいち仕上がんなかったんですよ。それが悔しかったです」と反省の弁。「47もやっていたので、ちょっとふわっとしていたから、今年はもう少し細かいところを詰めていきたいなと。もちろんライブ自体は最高で、我々も楽しかったし、お客さんにも楽しんでもらえたとは思っています。ただ、漫才が仕上がっていたのかと言われたら、仕上がってはいなかったので、改めて漫才って難しいなと感じました。競技用にするのか、それともお客さんを楽しませようとするのか。その深みも知れたから、自分たちのためになった47都道府県ツアーでした」と語った。
さらに兼近が「でも、漫才が主役だと、収入は半額になりました」と懐事情を暴露すると、「それ、言わなくていい」とりんたろー。が笑いながらツッコんだ。
そしてりんたろー。は「今年は47都道府県ツアーを踏まえて、楽しんでもらうことももちろん大事ですけど、競技用というか、そういう部分も突き詰めていこうかと、2人で話をしています。だからまたちょっと違う角度から漫才に向き合っていきたいなと思います」と真摯な眼差しを見せる。
兼近は「いわば昨年は、深く潜っちゃう作業でお笑いと向き合っていたんですけど、今年は上に上がっていくというか、飛ぶという作業をしたいなと」述べ、新たなEXITを目指すということか尋ねると、兼近は「もちろんです。常に毎年変わっていきアップデートしていますから。だって去年1年間はチャラいネタを1個もやってないですから」と回答。りんたろー。も「番組の台本で、“ポンポンポーン”と書いてあることがあるんですが、ことごとくかみました。チャラ語がちょっと抜けてきちゃったかもしれない」と話した。
子育てで“チャラ男”な一面チラリ「ミルクを飲ますときに一気コール」
プライベートでは昨年、妻・本郷杏奈との間に第1子が誕生したりんたろー。父親になったことで心境に変化があったかどうかを尋ねると「父親としての自覚が芽生えたのですが、やっぱりチャラ男という面もあるので、ミルクを飲ますときに“一気コール”とかをしています」と笑顔で答える。
兼近も「それいいね! どんなコールならいいの? 『保育園までいってらっしゃーい』ってやつ?」と被せると、りんたろー。は「いいね! まだ歩けないから全然進まないだろうけど。今はミルクコールに切り替えてやっています」とうれしそうに語った。