お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平とハライチの岩井勇気がMCを務める日本テレビのバラエティ特番『緊張と緩和』が、17日(14:00~)に放送される。

  • 岩井勇気(左)と長田庄平

笑いを起こすメカニズムとも言われる「緊張と緩和」。同期でコンビのブレーンを担う長田と岩井がMCを務めるこの番組は、極度の緊張状態でも緩和が訪れれば、本当に人は笑うのか……様々なケーススタディーを通じて「笑い」を考察していくというものだ。

例えば、番組で街頭インタビューを行い、「彼氏がまだ、自分の父親に会ったことがない」という一般女性を発見。彼女の協力を得て、彼氏と父親との初対面の場をセッティングしてもらう。しかし、その父親は、プロのラッパーが演じる“ニセモノ”。コワモテの父親に緊張する彼氏。彼女が席を外して2人きりになり緊張度MAXの状況で、コワモテの父親から突如ラップバトルを仕掛けられたら、彼氏は笑うのか。

また、「心霊ロケで偶然録れてしまった霊の声を声紋分析した時に、明らかにハンマーカンマーと言っていたら…人は笑う? 笑わない?」という検証には、怖がり芸能人代表として櫻坂46の武元唯衣とトム・ブラウンの布川ひろきがチャレンジ。ハリウッドザコシショウ自身も、何も知らない状態でチャレンジ。霊の声として自分のギャグが聞こえてきたら、果たして笑うのか…。

他にも、「撮影すると怒られる超高級寿司屋で、厳格な大将がいきなりヤバい映え寿司を出してきたら…客は笑う? 笑わない?」「海外メディアから真面目な取材中に『静かにしろ!』のネタが己の身に降り掛かったらチョコプラ松尾は笑う? 笑わない?」「速報ニュースで公開された犯人の似顔絵が誇張されすぎたイラストだったら、新人アナウンサーは笑う? 笑わない?」といった検証を行う。

収録を終えた長田は「本当に緊張しました。ここまでやって大丈夫なのか?って検証ばかりで。彼氏との挨拶でラップを始めるお父さんは特に面白かったです! ほっこりできます」、岩井は「緊張を高めるためとはいえ、これはやり過ぎなんじゃないか?というネタも多々ありましたが、結局みんないい人なんだなってことを感じられた時間でした」と感想をコメント。

普段から緊張しいだという長田は「賞レースの時も緊張しますし、ダウンタウンさんや(明石家)さんまさんみたいな大御所さんと会う時も緊張します」と打ち明ける。

実際に“緊張からの緩和”で笑ってしまったエピソードを聞くと、長田からは初めて声優に挑戦した時の話が。「あんまり僕らにとってなじみのない現場なのでずっと緊張してたんですけど、相方の松尾(駿)が緊張し過ぎて、『ボール』のことをずっとボー(↓)ルって言い続けて。ボー(↓)ル、ボー(↓)ルでもう20分ぐらいずっとテイクやってて。あの時は笑っちゃいましたね」と回想。

一方の岩井は、あまり緊張しないタイプだそうで、「人生かかってるという場面があまりないので。たとえめちゃくちゃになっても、めちゃくちゃになってからの人生ってあるじゃないですか。別にそれはそれで面白いと思ってるのかもしれないです」という。

そんな岩井にも、緊張からの緩和で笑ってしまったエピソードが。「なんか母親と正月に『家族麻雀打とう』ってなって。でも、『あれ? メンツが足りない』ってなったんです。人呼ぼうってなったんですが、あんまり知らない人呼ばれたら面倒くさいって僕は思ったんです。そんな空気の中、母親が連れてきたのが、むかし僕が通っていたピアノ教室の先生で。ピアノの先生と雀卓囲んだのは笑えましたね」

ともに活躍する同期芸人でありながら、2人でMCをやるのは初めて。「あまり仲が緩和することはなかったかもしれないです(笑)。そこにもご注目ください」(長田)とのことだ。

【編集部MEMO】
この番組の企画・演出は、『イワイ・オンライン』『カワシマの穴』など、話題の番組を手がけてきた日本テレビ入社8年目の南斉岬ディレクターが担当している。

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