福井県福井市(ふくいし)は、日本三名山の一つである白山(はくさん)を望み、九頭竜川(くずりゅうがわ)、足羽川(あすわがわ)、日野川の3大河川を有する自然に恵まれたまち。この自然がバラエティーに富んだ良質な食材を生み、豊かな食文化が育まれてきたそうです。
2024年3月16日、北陸新幹線が敦賀まで延伸し、東京から直通で繋がります。
3月22日からは春を告げる「ふくい桜まつり」が開催され、新幹線開業後の福井を華やかに彩ります。最大の見どころである「足羽川」の桜並木は、福井駅から徒歩約10分の距離にあり、ライトアップやぼんぼりなどで幻想的な光の演出が施されるそうです。
また、トークショーなどのイベントやミニ新幹線の乗車体験、花火の打ち上げなどを楽しんだり、飲食ブースやカウンターテーブルの立食スペース「桜テラス」などで福井の味覚を堪能したりできるとのこと。
今回は、そんな福井市の返礼品「福井名物元祖 羽二重餅」を紹介します。福井のお土産の代名詞ともいわれているお菓子とは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。
今回は、「福井名物元祖 羽二重餅」の特徴や事業者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!
福井市のふるさと納税返礼品「福井名物元祖 羽二重餅」について
・返礼品名:福井名物元祖 羽二重餅
・提供事業者:有限会社錦梅堂
・福井県福井市順化1丁目7-7
・内容量:羽二重餅15個入
・寄附金額:4000円
「福井名物元祖 羽二重餅」のふるさと納税の寄附金額は4000円。絹織物のような滑らかな舌触りと、上品な甘みが特徴の「羽二重餅」がもらえる返礼品です。
「羽二重餅」は、越前福井藩松平家御用達であった「錦梅堂」初代・紅谷伊三郎さんが考案し、1847年の創業以来、技と伝統を今に伝えているお菓子です。明治時代より皇室に献上しており、毎年明治神宮に献納している逸品なのだそう。
もち粉を蒸し、砂糖・水あめを加えて練り上げています。その美しさ、手に取った時のやわらかさ、口に入れた時の滑らかさは、絹の羽二重織物を彷彿させます。
昔ながらの製法を守り続けているため賞味期限が短く、7日間しか感じられない奇跡のような食感が味わえます。
「福井名物元祖 羽二重餅」が返礼品になった経緯
「羽二重餅」の由来は、撚(よ)りのないたて糸とよこ糸を使った平織の一種である「羽二重織」からきているそうです。
絹糸を使った「羽二重織」の生地は、やわらかな肌触りと上品な光沢が特徴。福井の「羽二重織」は古くは平安時代から始まり、明治初期から生産が本格化しました。しかし、絹糸で織られた「羽二重織」の生地は、福井の特産物でありながら上質で大変高価なものであったため、一般の人が手に取る機会はほとんどありませんでした。
「福井名物元祖 羽二重餅」は、土地の名産品でありながら「羽二重織物」を手土産にできないことから、「羽二重織物を彷彿させる土産物を」との想いで考え出された福井の銘品なのだそう。
福井市のふるさと納税の中でも、人気を誇る返礼品とのことです。
事業者の想い
創業弘化4年(1847年)、越前福井藩松平家御用達であった当店祖初代紅谷伊三郎が考案し献上した羽二重餅の元祖です。羽二重餅を基に派生した各種和洋菓子の製造販売を行っております。
(錦梅堂ホームページより引用)
今回は福井県福井市の返礼品「福井名物元祖 羽二重餅」を紹介しました。羽二重織物のような美しさともっちりやわらかな食感が魅力の銘菓が、ふるさと納税でもらえるのはうれしいですよね。福井駅前でも販売されているとのことで、北陸新幹線で注目を集める福井市に訪れてみたくなりました。事業者の想いや歴史が詰まったこちらの返礼品、気になる方は一度チェックしてみてください。