JR貨物関東支社大宮車両所は15日、大宮総合車両センター・大宮車両所にて「EF65形式 貨物オリジナル塗粧撮影会」を5月4・5日に開催すると発表した。いまはなき貨物オリジナル塗粧に復元したEF65形2両を撮影できる。
大宮車両所は、2024年に日本鉄道時代の操業開始から130周年を迎える。これを記念し、国鉄分割民営化(1987年)直後にEF65形1065号機が当時まとった貨物オリジナルの塗粧を復元。同じく1987年、EF65形1059号機もデザインの異なる貨物オリジナルの塗粧をまとっていたことから、他のEF65形を使用してEF65形1059号機の塗粧に復元し、この2両を撮影会で展示する。
EF65形1059号機の復元車両は、機関車番号板の位置に「EF65 1059」をイメージしたナンバープレートを撮影会の両日とも取り付ける。EF65形1065号機の機関車番号板は青色のみ予定している。なお、塗粧のイメージは図面・写真をもとに当時に近い姿へ近づけているが、異なる部分もある。一部で複製した部品を使用しているため、仕様詳細も当時と異なる場合があるとのこと。
撮影会は5月4・5日の両日とも第1部(9時30分から11時まで)・第2部(11時30分から13時まで)・第3部(13時30分から15時まで)の3回開催。大宮駅西口から徒歩10分の大宮総合車両センター・大宮車両所正門前に、開催時間20分前に集合する。
5月4日の第2部と、5月5日の第1部はヘッドマーク特化型。通常は1分程度でヘッドマークの交換を行うが、交換シーンの撮影要望に応えるため、5分程度とし、複数回およびゆっくりとヘッドマークの交換を実施する。交換時間(5分間)ならびに前後の3分間、立入りを制限している基準線内での撮影も可能とする。
5月4日の第1部と、5月5日の第3部は近距離特化型。ヘッドマーク交換後の3分間、立入りを制限している基準線内での撮影が可能に。撮影時間(90分)の最後の10分間はヘッドマークを取り外し、その際も基準線内での撮影が可能になる。5月4日の第3部と、5月5日の第2部は遠距離特化型。ヘッドマーク交換前の3分間、立入りを制限している基準線を5mほど後退させる。撮影時間(90分)の最後の10分間はヘッドマークを取り外し、その際も基準線を5mほど後退させる。
各回30名をウェブの専用フォームにて受付中。締切は3月29日17時。募集人数を上回った場合は抽選となる。参加費は5万円。当日、現地での支払い(現金のみ)となる。