フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、ワケありの人々に手を差し伸べる夜の街のママを追った『居場所をくれたこの街で… ~夢と仲間とママチャリと~ 後編』を、17日に放送する。
東京・府中を中心に7店舗を経営するママ・高橋映子さん(45)は、銀座でも歌舞伎町でもないこの街に店を構えて12年、働くスタッフの数は150人以上となり、今では「府中でナンバーワン」と言えるほどになった。
グループの業績が好調な中、ママの頭を悩ませているのは唯一の赤字店舗。新たに出店した「歌って踊るアイドルに会えるコンセプトカフェ」だ。店長を任せたのは、自身もアイドルオタクである野地さん(37)。大学卒業後、水商売の世界に飛び込むも、周囲となじめず、職を転々とする中で出会ったのが映子ママだった。店長という大抜てきに応えようと、張り切って臨んだ新業態だったが、客は1日1組程度。連日、店内には閑古鳥が鳴いていた。
ついに「稼ぎ時の12月に黒字を出さなければ閉店」というママからの最後通告。ようやく見つけた自分の居場所を守るため、野地さんの崖っぷちの闘いが始まる…。
一方、いつも明るくみんなを引っ張る映子ママの姿が、ある日、店から消えた。欠勤の理由はスタッフも知らないという。その後、番組スタッフに届いたメッセージには「手術のため入院します」との文字が。ママは、誰にも相談することなく、6時間にもおよぶ脳の病の手術に臨んでいた…。
府中の夜の街にたどり着き、それぞれの居場所を求めて奮闘するママと仲間たちの姿を、清野菜名のナレーションで追っていく。
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