auは3月12日より、シャオミ製5Gスマートフォン「Redmi 12 5G」をAndroid 14に更新するOSアップデートの配信を開始した。
アップデート内容はAndroid 14へのOSバージョンアップと、Xiaomi HyperOSの導入。アップデートファイルサイズは約4.2GBで、更新時間は約25分。更新後のソフトウェアバージョンはビルド番号「1.0.2.0(UMWJPKD)」となる。
新機能
Android 14へのOSアップデートに伴う主な変更点は以下のとおり。HyperOSの新機能については、HyperOSについての解説記事を参照されたい。
UIのカスタマイズ
設定画面から、より簡単に壁紙を切り替えられるようになる。また、独自のロック画面ショートカットの設定が可能になり、ロック画面からよく使う機能/アプリにすばやくアクセスできるようになる。
新しいロック画面のテンプレートでは、フォントの種類/ウィジェット/色/構成を選択できるほか、AIが状況に応じて画面の表示内容を調整してくれる。
写真とカメラの品質の向上
Ultra HDRによるHDR画像のサポートが加わる。
健康データの詳細な管理
「ヘルスコネクト」がAndroid 14の設定に組み込まれ、データを安全に暗号化して管理できるようになる。
アプリによる個人データ利用の管理
個人データの共有についてアップデートされ、位置情報などの情報へのアクセスをアプリに許可するよう求められた際に、アプリが一データを第三者と共有しているとその旨が通知され、アクセスを許可するかどうかの判断にあたって参考にすることができるようになる。
6桁のPINの推奨
デバイスの暗証番号(PIN)で6桁が推奨となり、セキュリティが強化される。
拡大鏡のアップデート
拡大鏡がピンチ操作による拡大/縮小に対応。サイズの変更や拡大範囲のカスタマイズも行える。アプリ間の遷移の際に拡大鏡をオフにしない設定も行える。
文字サイズのクイック設定
文字サイズのクイック設定タイルから、文字の大きさをすばやく変更できる。大きいフォントを小さいフォントよりも細かい単位で拡大する非線形フォントスケーリングにより読みやすさを向上させており、文字が必要以上に拡大されたり、テキストが途切れたり複数行に折り返されたりしてページレイアウトが崩れるということがなくなる。
補聴器設定
ユーザー補助の補聴器の設定、わかりやすい音声出力設定、ショートカットから補聴器の設定にすばやくアクセスする機能など、補聴器関連の設定機能が更新される。
フラッシュ通知
通知音/呼出音/アラートもカスタマイズできるほか、ユーザー補助と通知設定から「フラッシュ通知」をオンにすることで、音声通知のかわりにライトを点滅させることができる。
その他
ビデオ通話の自動フレーミング、Google Homeコントロールへのワンタップアクセス、パフォーマンスの向上などのアップデートも行われる。