バーミヤンは3月14日から「台湾展(タイワンフェア)」の提供を開始する。本場の中華料理を提供するバーミヤンが、さらに本格的な台湾料理に親しんでほしいという思いからフェアを開催することに。台湾で100店舗を展開する人気店「潮味決(チャオ・ウェイ・ジュエ)」とのコラボメニューも登場する。
シェフが台湾に足を運びメニュー開発
台湾展のメニュー開発を担当したのは、全国353店舗のバーミヤンの味を20年以上も進化させ続け、 "味の番人"として全メニューの開発担当・責任者を務める福島宣嘉シェフ。
今回のフェアのために福島シェフは台湾に足を運び、「麻辣湯(マーラータン)」に定評のある台湾の人気店「潮味決」とともにメニュー開発を担当した。「台湾料理はだしの文化があり、醤油などの調味料をメインとした味付けが非常に多く、日本人にとっても非常に馴染みのある料理です。また、台湾の屋台と日本の出店にも『目の前で調理し出来立てを食べられるワクワク感』が似ています。そんな台湾料理をもっと気軽にバーミヤンで楽しんでいただきたいですね」と話す。
コラボメニューはどれも本格的な味わい
台湾展では15品のメニューが登場するが、イチオシは潮味決監修の「麻辣湯」だ。
10種類以上のスパイスと出汁を使用しており、具材に海老・肉団子・ミニトマト・菜の花などをトッピング。麺は中華麺・春雨のいずれかを選ぶことが可能、辛さも1~3から選べる。近年日本でも麻辣湯を食べられる店が増えて店によってさまざまなものがあるが、今回のバーミヤンのものはあっさりしていて食べやすい。
「酸辣湯麺(サンラータンメン)」も潮味決監修の本格的なメニューで、穀物酢をベースに椎茸の出汁をしっかりと引き立て日本人でもホッとできる味わい。山椒ラー油を使用しているため、風味が豊かなスパイスのアクセントが楽しめる。
「番茄牛肉麺 (ファンチュニューローメン)」は台湾の定番麺メニュー。牛肉の赤身肉を使用することで出汁をしっかり引き出したスープがベース。豆板醤やニンニクのコクがありながらも、トマト入りで意外と後味はさっぱりしている。
「W排骨麺 (ダブルパイクーメン)」は、八角・シナモン・陳皮・クローブ・山椒などの五香紛で下味をつけて揚げた豚ロース肉をカットしたものが醬油ラーメンにトッピングされている。
個人的に感動したのは「蚵仔煎(オアチェン)」。台湾夜市の名物のいわゆる「牡蠣オムレツ」で、ふんわりとしたたまごに牡蠣がごろごろとのっている。
一緒に食べたいのは「八角なしのミニ魯肉飯(ルーローハン)」。甘辛い醬油ダレで煮込んだ豚肉は少し辛めのメニューと合わせて注文することでバランスも良い。
台湾展は5月15日までバーミヤン全店で開催。期間中は店内に台湾を感じられる装飾も施され、まるで台湾旅行に来ているかのような雰囲気も味わえる。全メニュー制覇を目指してみたい。