俳優の簡秀吉が、前田拳太郎と奥智哉がW主演を務める、テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(4月24日スタート 毎週水曜24:15~※一部地域除く)に出演することが14日に明らかになった。
■シン・時代劇ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
テレビ朝日の「スーパーバラバラ大作戦」枠に誕生する『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化するシン・時代劇ドラマ。2人の若き隊士、鎌切大作と深草丘十郎は、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることに……友情、裏切り、時代、陰謀といった彼らがたどる過酷な運命、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文氏と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人氏が描き上げる。斬新な殺陣パフォーマンスやこれまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。
簡は『仮面ライダーギーツ』(22年~23年)で天才的な戦闘能力を持つ主人公・浮世英寿/仮面ライダーギーツ役に抜てきされ、一躍ブレーク。2024年1月クールのドラマ『好きやねんけどどうやろか』(読売テレビ/日本テレビ系)では、誰にでもフレンドリーで肉食系の小料理屋店主というまったく異なるタイプの男性を演じている。
■簡秀吉、誠実かつ真面目な新人隊士・渋皮喜平役
本作で挑むのは、大作や丘十郎と同様にオリジナルキャラクターである新人隊士・渋皮喜平(しぶかわ・きへい)。誰もが振り返るほどの美ぼうを誇りながらも、その性格はいたって誠実かつ真面目というギャップの持ち主だ。簡は自身の役柄について、「真面目で純粋で、みんなから愛される人物。土方歳三や芹沢鴨など主要メンバーに直接会えたときの純粋無垢な感じからも、新選組に入ることに強い憧れを抱いていたんだろうなとわかりました。演じる上では、土方さんたちに会ったときのリアクションは大きめに、かわいらしく純粋な感じを見せるように心がけています」と分析し、その個性を丁寧に表現していくことを約束。コラボ映画での共演経験もある“ライダー作品の先輩”前田は、自身にとって心強い存在であるとも明かし、「前田くんと同じ作品に出るのは1年前に共演して以来なので、この1年間で成長したところを見せたいなと思っています。また、“前田くんの背中を見て、もっともっと勉強したいと思っています”という気持ちもお話しさせてもらいました!」と誓った。
■出演者オーディションも開催中
新撰組隊士たちに扮するのは、映像、演劇、歌、SNSなどさまざまなステージで活躍するネクストブレイク候補の次世代アクター陣。キャストは追って発表される。そして、現在、メインキャストのひとりを選ぶオーディション企画『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』を開催中。特撮ヒーロー出身の実力派から元スポーツ選手、SNSの人気者、そして俳優歴2年未満の“原石”まで多様なバックボーンを持つ若者たちの人生を賭けた真剣バトルの模様は、『お願い! ランキング presentsそだてれび』(毎週月曜~木曜24:45~※本オーディション企画の放送は毎週火曜)で紹介している。応募総数800人の中から、誰がこの作品のキャストとして選ばれるのか。
■簡秀吉(渋皮喜平 役)コメント
――出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
昔から歴史上の人物にとても興味があり、新選組について学べる作品に出演できるのをうれしく思いました。また、前田拳太郎くんというライダー作品の先輩とご一緒できるのも、すごく心強かったです。
――ご自身が演じる渋皮喜平にはどのような印象を持っていらっしゃいますか?
脚本を読んで感じたのは、渋皮は真面目で純粋で、みんなから愛される人物だなということ。土方歳三や芹沢鴨など主要メンバーに直接会えたときの純粋無垢な感じからも、新選組に入ることに強い憧れを抱いていたんだろうなと思いました。演じる上では、土方さんたちに会ったときのリアクションは大きめに、かわいらしく純粋な感じを見せるように心がけています。
――時代劇の面白さ、難しさなど、感じていることがあれば教えてください。
令和の今、袴を着ることもなかなかないですし、ましてや時代劇の所作を学ぶ機会も貴重ですよね。立ち回りや殺陣のアクションの細かく繊細な部分が、ものすごく勉強になっています。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
すごく和気あいあいとしていて、先輩方がイジってくださり、かわいがってくださいます(笑)。心地よく、過ごしやすい現場ですね。
――前田さん、奥さんをはじめ、キャストのみなさんとどんな会話をされていますか?
ホントに他愛のない、しょうもない話ばかりしているんですけど……(笑)。でも前田くんと同じ作品に出るのは1年前に共演して以来なので、この1年間で成長したところを見せたいなと思っています。また、“前田くんの背中を見て、もっともっと勉強したいと思っています”という気持ちもお話しさせてもらいました!
【編集部MEMO】第1話あらすじ
文久3(1863)年、京都――。お人好しの父・七也が営む小さな茶屋で働く深草丘十郎(奥智哉)は慎ましくも誠実に日々を生きていた。ところがある夜、その穏やかな日常が一変。店に逃げ込んできた佐幕派藩士をかくまった七也が、長州藩士の庄内玄悟に斬り殺されてしまったのだ。怒りに震える丘十郎は庄内ら一味を追うべく店を飛び出すが、そこに現れたひとりの男が丘十郎の思いを引き取るかのごとく藩士のひとりを鮮やかに斬り捨てた。彼は壬生浪士組局長・近藤勇と名乗り、丘十郎に「お父上の勇気に感謝する」と弔いの言葉をかけて去って行った。逃げた庄内への復讐を誓う丘十郎は、壬生浪士組への入隊を決意。隊士募集の張り紙を頼りに入隊試験の会場に乗り込むが、集まったのは渋皮喜平(簡秀吉)をはじめ、応募者はいずれも腕に覚えのある実力者ばかりで、刀を持つのもおぼつかない丘十郎は試合に臨んでもまったく歯が立たない。それでも入隊をあきらめきれない丘十郎は、沖田総司の指示により、応募者の中でも群を抜く剣の達人・鎌切大作(前田拳太郎)と対戦することとなるが……!?