農業初心者向けいちご栽培システム「土工(どく)いちご」を販売している椿産業は4月6日、「いちご農業体験会」を、富山県下新川郡で開催する。参加無料。

  • 土工いちごを利用した栽培の様子

同社が展開する「土工いちご」は、小規模ビニールハウスを使用した、農業初心者でも簡単に低コストでできるいちご栽培システム。散水を自動化、給水量も自動制御しているため水やりの手作業はなく、いちごポットを高位置に設置するため、いちご農家の90%が被害にあうという鼠への対策も必要ないという。全機材はホームセンターで調達でき、従来の3分の1のコストでいちご栽培を始めることができる。

  • ポットは高位置に設置

実際にこのシステムを取り入れていちご農家に転職した若者も多い。その中のひとり・富山県の長谷川さんは、三交代で子どもとすれ違いの会社員であったが、農業に転職した。土工いちごを使っての農作業は平日8時間とホワイトカラー並みの作業時間だという。

今回開催する体験会は、地方移住に関心のある人に向けて開催する。内容は、移住・および就農のための農業体験、いちご栽培ワークショップなど。

対象となるのは、18歳以上のいちご農業を考えている者。家族の場合、子供の参加は可能。申込みは、椿産業Camelia公式サイトのフォームから受け付けている。