映画『恋は雨上がりのように』は、眉月じゅん氏による同名漫画を小松菜奈と大泉洋の主演で映像化した作品で、2018年に公開されています。

同作は冴えないファミレス店長とそんな店長に片思いをする女子高生との恋愛を描いており、2人の恋模様は観る人に青春の甘酸っぱさと恋のもどかしさを感じさせます。

本記事では、映画『恋は雨上がりのように』のあらすじやキャスト、見どころをわかりやすく紹介します。

映画『恋は雨上がりのように』のあらすじ

かつて陸上部のエースとして活躍していた高校2年生の橘あきらは、アキレス腱のけがによって走る夢を断たれてしまいます。目標を失った彼女は無気力な日々を送っていましたが、ある日訪れたファミレスで店長の近藤正己と出会い、彼の優しさに心を動かされます。

近藤に惹かれたあきらは、彼に近づくために同じファミレスでアルバイトを始めますが、近藤はバツイチで子持ち、そしてあきらよりも28歳も年上です。あきらは自分の感情を抑えられない一方で、近藤は年の差と立場の違いに戸惑いながらも、あきらのまっすぐな気持ちを受けとめるべきかどうか葛藤しだしますが……。

映画『恋は雨上がりのように』のキャスト

出演/小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、松本穂香、山本舞香
監督/永井聡
公開年/2018年

映画『恋は雨上がりのように』の見どころ

ここからは『恋は雨上がりのように』の見どころを紹介します。

あきらのまっすぐな恋心と店長の葛藤との対比に注目

この映画の最大の魅力は、小松菜奈演じるあきらのまっすぐな恋心と、大泉洋演じる近藤の大人の複雑な心情がリアルに描かれている点です。2人の微妙な感情の動きが丁寧に描写されており、観る人を物語の世界へ引き込みます。

あきらの純粋な感情と近藤の複雑な内面が、ストーリーに感情移入しやすく対比されていて、ところどころに出てくるユーモアの要素も映画の魅力を一層引き立てています。映画を観た人は、あきらの一途な恋心に共感し、近藤の大人としての葛藤に心を動かされることでしょう。

映像美と音楽が織り成すハーモニーが物語に彩りを加える

映像の美しさも同作の大きな特徴です。特に、あきらが颯爽と走るシーンのダイナミックさや、雨上がりの街の風景の美しさ、そして日常の光景を爽やかに映し出すシーンは、観る者の心に強く印象づけられます。

主題歌「フロントメモリー」のイントロが流れるタイミングや、挿入歌が物語に彩りを加えるタイミングも絶妙で、映画の雰囲気を高める重要な要素となっています。音楽と映像が一体となって、ストーリーのすばらしさをよりいっそう深めていると言えるでしょう。

登場人物の成長が描く希望のメッセージ

主人公たちの成長と変化が感じられるストーリー展開も、この映画の見どころの一つです。あきらと近藤それぞれが自分自身と向き合い、成長していく過程が丁寧に描かれています。夢を追いかける素晴らしさと、何かに向かって努力する人々へのエールが生き生きと描かれており、観る者に勇気と希望を与えてくれる作品となっています。

まとめ

映画『恋は雨上がりのように』は、爽やかな青春体験と、夢に向かって進み出す勇気を与えてくれる作品です。笑いあり、切ないシーンありで、鑑賞後は優しく前向きな気持ちになれるでしょう。

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