アイ・オー・データ機器は3月13日、ネットワーク接続型HDD「LAN Disk」シリーズの新製品「HDL2-TASOHO」シリーズを発表した。ファンレス構造で静音性が高く、SOHO環境にも向く。NASに保存したファイルに外出先からアクセスする機能も備える。2TB / 4TB / 6TB / 8TBの4モデルを用意。価格は、2TBが42,900円、4TBが51,700円、6TBが59,400円、8TBが69,300円。4月下旬より発売する。

  • ファンレス構造のSOHO向けNAS「HDL2-TASOHO」シリーズ

個人事業主や家族経営事業主向けにコストを抑え、導入や運用管理を容易にしたSOHO向けNAS。主な用途としてファイルサーバやバックアップ、リモートアクセスを挙げており、業務の際にストレージ製品を持ち歩かなくて済むようになることから、紛失や盗難によるデータ流出のリスクを軽減できるとしている。リモートアクセスについては、PC用アプリ「LAN DISK CONNECT」や、スマホアプリ「Remote Link Files」を使用。外出先からNASに保存したファイルにアクセスできる。推奨最大同時接続台数は、ローカル時で8台、リモートアクセス時で3台。

内蔵ドライブはNAS専用HDDを2台使用し、信頼性の高い日本製ドライブを採用。常時稼働の耐久性に優れ、熱と振動による対策も取られている。組立も日本国内で行っていることから、エアフローや内部板金厚などにもこだわっており、ファンレス設計により静音性も高い。

インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 2.0×1。転送速度は、リード約113MB/s、ライト約74MB/sと高速。ハードウェア暗号化機能も搭載しており、万が一NAS自体が盗難にあっても情報漏洩リスクを最小限に抑えている。

  • インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1とUSB 2.0×1を備える

データ保護機能は、障害によるデータ消失リスクを抑える独自技術「拡張ボリューム」に対応。これはHDD2台を1組のペアとし、読み込み時のディスクを一方に固定することで稼働時間を偏らせ、ペアとなるHDDの劣化に差をつけ同時故障を低減するものだ。ほかにも、RAID 0とRAID 1に設定することもできる。

バックアップ機能は、USB HDDの接続によるスケジュールバックアップ、Mac標準バックアップ機能「Time Machine」に対応。省電力機能は、一定時間アクセスがなければ省電力モードに移行。USB HDDも自動で省電力モード切り替わる。起動 / 終了時間を決められるスケジュール設定にも対応為ている。本体サイズは約W85×D145×H192mm。