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プロ野球の世界では、ドラフトでの指名順位やタイトル受賞歴など、過去の実績が高い評価に繋がることが多い。該当する選手には大きな期待がかけられ、主力としての活躍が当たり前に求められる。しかし、高評価をされながらも、思うような働きができないケースも存在する。ここでは、過大評価との声も多い現役選手を紹介したい。
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梶谷隆幸(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:1988年8月28日
・経歴:開星高
・ドラフト:2006年高校生ドラフト3巡目
読売ジャイアンツへのFA加入後は規定打席に到達したシーズンが一度もなく、思うような活躍ができていない梶谷隆幸。今季は正念場のシーズンとなりそうだ。
2006年高校生ドラフト3巡目で横浜ベイスターズに入団。2012年に頭角を現すと、外野手に転向した2014年には打率.263、16本塁打、72打点、39盗塁の好成績で盗塁王を獲得。
翌年以降もレギュラーとして一定の活躍を見せていたが、2018年から2年連続で故障により低迷のシーズンを送った。
その後、2020年に打率.323、19本塁打、53打点をマークして復活。同年オフに4年の大型契約で巨人にFA移籍した。
大きな期待を受けてチームに迎え入れられたが、移籍初年度は再び故障に苦しみ、61試合の出場に。翌2022年は一軍出場なしに終わり、一時は育成契約となった。
昨季は102試合に出場し、打率.275、2本塁打とまずまずの数字を残したが、期待以上の働きには至っていない。2024年で契約最終年を迎えるだけに、勝負の1年となる。
武田翔太(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打
・身長/体重:187cm/92kg
・生年月日:1993年4月3日
・経歴:宮崎日大高
・ドラフト:2011年ドラフト1位
2021年オフに4年契約を締結するなど、球団から高い評価を受けた武田翔太だが、苦しいシーズンが続いている。
2011年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒1年目から11試合に先発登板し、8勝1敗、防御率1.07と高卒ルーキーらしからぬ成績を残した。
2015年に初の2桁13勝を挙げると、翌2016年には27試合(183回)を投げ14勝8敗、防御率2.95とキャリアハイの数字をマーク。
しかし、その後は成績が下降線に。2021年こそ4勝、防御率2.68とまずまずの数字を残したが、故障の影響で12試合の登板に終わった。
それでも、同年オフに球団から将来の活躍を見込まれ、複数年契約のオファーを受けた。
翌2022年は度重なる故障で2勝にとどまると、昨季はリリーフに回り、29試合登板で1勝2敗2ホールド、防御率3.91と寂しい数字に。大きな期待が寄せられているだけに、巻き返しを図りたい。
中村奨吾(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/86kg
・生年月日:1992年5月28日
・経歴:天理高 - 早稲田大
・ドラフト:2014年ドラフト1位
不動のレギュラーとしてチームを支え、2022年オフに長期契約を結んだ中村奨吾。しかし、近年は打撃で苦しむシーズンが目立っている。
2014年ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。プロ1年目から多くの出場機会を得ると、2018年には全試合出場を果たし、打率.284、8本塁打、57打点、39盗塁の好成績を記録した。
翌2019年は自己最多の17本塁打を放つも、打率.232と確実性に課題を残したが、2021年には初のベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。球団から高い評価を得て、4年契約を結んだ。
ところが、2023年は3度目となる二塁手部門のゴールデングラブ賞を獲得したが、バットでは打率.220、リーグトップの20併殺打と苦しんだ。
2024年は三塁へコンバート見込みだが、レギュラーを確約されていない立場になっている。再びバットで結果を残し、不動の地位を築きたいところだ。
高橋周平(中日ドラゴンズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:1994年1月18日
・経歴:東海大甲府高
・ドラフト:2011年ドラフト1位
ドラフト1位で入団し、大きな期待が寄せられていた高橋周平だが、近年は厳しいシーズンが続いている。
東海大甲府高時代には、高校通算71本塁打を記録。世代屈指のスラッガーとして大きな注目を集めると、ドラフト会議では3球団から1位指名を受け。抽選の末に中日ドラゴンズが交渉権を獲得。
高卒1年目から一軍で積極的に起用されたが、故障にも苦しみ、レギュラー定着に時間を要した。
高卒7年目の2018年に初の規定打席に到達し、打率.254、11本塁打、69打点を記録。翌2019年には三塁手部門のベストナインに輝くと、2020年には初の打率3割(.305)をクリアした。
しかし、2021年以降は打撃で苦しみ、昨季は86試合の出場で打率.215、ノーアーチと大きく低迷した。
ここまで規定打席への到達は4度、2桁本塁打は1度のみと思うようなキャリアを描けていない。今季は厳しい立場となっているが、巻き返しを図りたい。
金子侑司(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投両打
・身長/体重:179cm/76kg
・生年月日:1990年4月24日
・経歴:立命館宇治高 - 立命館大
・ドラフト:2012年ドラフト3位
大型契約を締結するも、期待に応えられなかった金子侑司。かつてのタイトルホルダーも、厳しい立ち位置になっている。
2012年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。ルーキーイヤーから開幕スタメンに抜擢されるなど、多くの出場機会を得た。
2016年には129試合出場、打率.265、53盗塁の活躍で盗塁王を獲得。その後も脚力を武器にチームに貢献し、2019年に2度目の盗塁王(41個)に輝いた。
規定打席の到達は盗塁王を獲得した2016年、19年の2シーズンのみだったが、球団からの評価は高く、同年オフに4年契約を結んだ。
しかし、翌2020年以降は低迷の一途を辿っている。同年は86試合出場で打率.249、14盗塁。さらに2023年は47試合の出場にとどまり、打率.179、1盗塁の成績に。オフには減額制限を超える年俸ダウン提示を受けるなど、正念場を迎えている。
石田健大(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:左投左打
・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:1993年3月1日
・経歴:広島工 - 法政大
・ドラフト:2014年ドラフト2位
ここまで3度の開幕投手を務めるなど、球団から高い評価を得ている石田健大だが、2桁勝利の経験はなく、規定投球回への到達も1度のみとなっている。
2014年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団すると、ルーキーイヤーから一軍デビュー。翌2016年には25試合(153回)を投げ、9勝4敗、防御率3.12の好成績を残した。
2017年は初の開幕投手を務めたが、規定投球回への到達を逃して6勝どまり。その後も成績を落とし、一時は中継ぎに配置転換となった。
2022年から再び先発に戻ると、同年は15試合の登板で7勝を記録。2023年は3度目の開幕投手を務めたが、23試合(118回)を投じて4勝9敗、防御率3.97とやや不安定な結果に終わった。
同年オフには国内FA権を行使するも、熟考の末に残留を決断。節目のプロ10年目を迎える2024年は、自身初の2桁勝利を目指したい。
【了】