米AMDは3月11日(現地時間)、同社が展開するRadeon RX 7000シリーズ向けドライバの先行バージョンとして、「AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.14.01 for Agility SDK」を公開した。ほとんどのユーザーは適用する必要がない。

  • AMD、Radeon RX 7000向けに「DirectX 12 Work Graphs 1.0 API」対応ドライバ公開

Microsoftが同日展開した「Agility SDK 1.613.0」で使えるようになった新機能を、Radeon製品で試すためのドライバ。よりCPUとGPUの連携力を引き上げてGPU負荷を高められる「Microsoft DirectX 12 Work Graphs 1.0 API」や、CPUとGPUのメモリが同時にメモリへとアクセスできる「GPU Upload Heaps」機能、Shader Model 6.8などをサポートしている。

なお、GPU Upload Heaps機能は現行Windowsでは試すことができず、Windows 11 Insider Preview Build 26080以降を導入する必要がある。さらにWorkGraph機能はまだ極めて先行した機能で、採用例も少ない。また、最新機能はRDNA 3ベースの製品でしか使えず、一般的なユーザーはこのバージョンのドライバを導入する必要はあまりない。