令和5年度(第74回)芸術選奨贈呈式が12日、都内のホテルで行われ、映画部門・文部科学大臣賞を受賞した俳優の佐藤浩市が、受賞者を代表して挨拶に立った。
「隣にいた池松壮亮くんに、“この空気感で、あんまり冗談とか言わないほうがいいかな?”って聞いたら、“浩市さん、絶対ダメですよ!”と念を押されました」という佐藤。
その上で、「私も45年近くこの世界でやってこれて、今こうやって登壇させていただくことができたのは、人との出会い、作品との出会いがあって、こうして継続することができました」と感謝し、「60(代)半ばですが、そういう出会いの中で自分にとって新しいページめくることができたら、うれしいと思っております」と喜びを述べた。
このほか、片岡愛之助(演劇部門・大臣賞)、山西惇(同)、中村勘九郎(同・新人賞)、岩井俊二氏(映画部門・大臣賞)、池松壮亮(同・新人賞)、井上雄彦氏(メディア芸術部門・大臣賞)、田村由美氏(同)、野木亜紀子氏(放送部門・大臣賞)、山崎裕侍氏(同)、石原大史氏(同・新人賞)、長田育恵氏(同)、藤井フミヤ(大衆芸能部門・大臣賞)、ねづっち(同・新人賞)などが受賞した。