AppleとGoogle、Mozillaなどは3月11日(現地時間)、ブラウザで利用できるベンチマークテスト「Speedometer」における最新バージョン「Speedometer 3.0」をリリースした。すでに利用できるようになっており、旧バージョンの「Speedometer 2.1」などには新バージョンを使うよう案内が表示されるようになっている。
Speedometerは、もともとAppleのブラウザエンジンであるWebkit開発チームが作ったブラウザでの処理速度を計測できるベンチマークテスト。これまでの最新バージョンはSpeedometer 2.1が用いられてきたが、今回バージョンのナンバリングを大きく進めた新バージョンがリリースされたことになる。
Speedometer 3.0では、Webkitだけが有利にならないようGoogle ChromeやMicrosoft Edgeで採用されているChromiumに加え、Firefoxなどで活用されているBlink・Geckoエンジンの開発者も開発に参画。これまで性能計測指標に用いられてきた「TodoMVC」にも手が加えられ、さらにニュースサイトやチャート表示、テキストエディターなど実用的なアプリケーションにおける性能計測も行えるようになっている。