しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」は3月12日、「買い物時の決済方法」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年3月、成人している男女200人を対象にインターネットで行われた。
直近1ヶ月以内の店舗での買い物に使用した決済方法は? (複数選択可)の問いに対して最も多かったのが「現金(85%)」だった。次いで「QR・バーコード決済(62%)」「クレジットカード(61.5%)」という結果に。
「現金」で支払いを行う主な理由に関しては1位「店側が現金支払い以外対応していない(57%)」、2位「残高等が無い時(10.5%)」だった。積極的な理由というより消極的な理由からのようで、現金以外の支払いを望む人の存在が多いように見られる。
決済手段の対応状況によって店を選ぶことがあるか?と尋ねたところ、1位は「決済手段は気にせず店を選ぶ(48%)」、2位「不満はあるが店側の決済手段に合わせる(26.5%)」となった。現金支払いのみだったりいつも使っている決済方法がない場合、不満はあったとしてもそのお店を利用するという方が多数派のよう。しかし約25%の人は、対応する決済手段によって店を選ぶ事があるようだ。
具体的に理由をみていくと、1位の「決済手段は気にせず店を選ぶ」を選んだ人からは、「欲しいものを購入するのが目的なので支払方法はどれでもよいと思うから」(50代~女性)、「ほとんど現金しか使ってないので気にせず店に入ります」(40代女性)、「食べたいものを食べたいから、決済手段までは気にしない」(40代女性)といった意見が寄せられた。現金は基本的にどこでも使えるので、現金派の人は決済方法を気にせずお店選びをするとのこと。また自分の使っている決済方法が使えなくても、利用する商品やサービスを重視して決済方法に関わらず利用する人が多いようだ。
2位の「不満はあるが店側の決済手段に合わせる」と答えた人からは、「その店に欲しいものがあった場合は決済手段は二の次」(50代~男性)、「会計時に決済方法を知ることが多いのでお店に合わせるしかないから」(30代女性)、「現金しかなければ、ポイントはつかないけどそれが欲しいので我慢する」(50代~男性)といった声が寄せられた。
3位の「決済手段を理由に店を変えることがある」の理由としては、「現金を持ち歩かないので現金のみの店舗では買い物をしません、その為に店舗を変える事は有ります」(40代男性)、「楽天ポイントがほしいので楽天ペイが使えるお店に優先的に行きます」(30代男性)といった声が見られた。普段から現金を持ち歩かずに生活している人や、ポイントを貯めている人にとって、現金のみのお店は利用しにくいようだ。
4位の「希望の決済手段の店しか行かない」では、「自分が希望する決済方法に対応しているかで買う店を決めている」(40代女性)、「クレカもありますがお金の管理が大変になるので基本的に現金しか使いたくありません。ペイペイも一応スマホに導入していますがいまいち使い方が分からないので今は現金で支払えるお店に通うことにしています」(40代男性)との声が寄せられた。