球団への“怒り“…契約保留で不満を表した選手(3)ショック露わで”大幅昇給“

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 球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。オフシーズンには契約更改が行われ、各選手の今季契約が締結された。近年の契約更改では大きな問題もほとんどなくなったが、かつては球団側の提示額に納得できず、記者会見で怒りを露わにする選手も珍しくなかった。ここでは、契約更改で不満を見せた歴代選手を紹介したい。

 

 

井端弘和

出身:神奈川県
投打:右投右打
身長/体重:173cm/73kg
生年月日:1975年5月12日
ドラフト:1997年ドラフト5位
 
 福留孝介と同様に、中日ドラゴンズで保留を選択した選手に井端弘和がいる。
 
 井端は堀越高から亜細亜大に入学し、3年秋にリーグ戦優勝を経験。ひざの半月板を損傷する負傷も乗り越え、中日への入団を果たした。
 

 
 プロ4年目にレギュラーを獲得すると、球界髄一の遊撃守備とつなぎの役割を全う。打撃面も年々向上し、2005年は全146試合に出場し、打率.323のハイアベレージを残した。
 
 大幅な昇給が期待された一方、同年オフに提示された年俸額は、井端の想定額に到底及ばず。「金額を見た瞬間に足がガクガクになりました」とショックを露わにした。
 
 この事態を球団側も重く見たのか、前回の提示額を大きく超える金額で更改。最終的には大幅昇給を勝ち取ったシーズンオフだった。



 


 
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