キヤノンマーケティングジャパンは3月8日、写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」(グラフゲート)の応募を開始すると発表した。応募期間は4月8日10時~6月5日15時の予定。
「GRAPHGATE」は、熱意ある新人写真家の発掘と継続したサポートを目的としたオーディション。同社グループはこれまでも、文化支援活動「写真新世紀」や、写真家オーディション「SHINES」などを主催しており、写真・映像表現の可能性に挑戦する新人作家の発掘・育成・支援に取り組んできた。「GRAPHGATE」は、これらとは別の枠組みとして2023年4月に第1回を開催。今回はその第2回となる。
応募資格は、年齢・経験(プロ・アマチュア)は問わないものの、グループや団体、法人などからの応募は受け付けない。応募費用は無料。作品募集は「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」の3部門で、エントリーは写真か映像のどちらかを選択する。
一次選考では提出された作品データとテキストによるデータ審査を行い、二次選考では提出されたポートフォリオや映像作品を審査。三次選考は9月21日に予定しており、候補者本人によるプレゼンテーション審査を経て優秀賞5名と佳作を選出する。選考委員は以下の通り。
- 梶川由紀氏(キュレーター/何必館・京都現代美術館)
- 品川一治氏(映像プロデューサー/トボガン代表)
- 千原徹也氏(アートディレクター/れもんらいふ代表)
- 長野智子氏(キャスター/ジャーナリスト)
- 藤森三奈氏(チーフプロデューサー/文藝春秋「Sports Graphic Number」)
- キヤノンマーケティングジャパン
三次選考で決定した優秀賞と佳作作品は、東京都港区のキヤノンマーケティングジャパン本社のキヤノンオープンギャラリー1・2 で展示。11月30日には、グランプリ選考会を行い、三次選考を通過した優秀賞受賞者本人によるプレゼンテーションを実施。グランプリ1名が決定する。各賞の副賞については以下の通り。
グランプリ…1名
- 賞金100万円
- キヤノンギャラリーS(品川)での展示権利(約1カ月間)
- カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノンMJによるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)
優秀賞…4名
- 賞金30万円
- キヤノンギャラリー(銀座・大阪)での展示権利(各5日間ずつ巡回)
- カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノン MJ によるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)
佳作…協議によって人数を決定
- 賞金5万円
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノン MJ によるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)
第1回 GRAPHGATEの応募数とグランプリ作品
- 応募総数:1,258名
- グランプリ:逸見祥希氏「(Un)acceptable Landscapes」