若狭湾観光連盟は3月9日と10日、渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)で「青々吉日 敦賀・若狭フェア」を開催する。関係者は「敦賀・若狭の知られざる魅力を五感で満喫できる機会です」とアピールする。
「青々吉日 敦賀・若狭フェア」は、福井県嶺南地方の敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市・おおい町・高浜町の魅力を体験できるイベント。北陸新幹線の金沢~敦賀間が3月16日に開業することを記念して開催される。
かつて敦賀・若狭は「御食国」(みけつくに)と呼ばれており、塩、海産物などの豊富な食材を京の都に運んでいたという。そこで当日の会場でも、オリジナリティあふれる物産展を開催。珍しい逸品、伝統の地酒、グルメのほか工芸品などを揃えた。食事やアルコールが楽しめる店舗「PUB 青々吉日 TSURUGA・WAKASA」も期間中にオープンする。
四季折々で異なる表情を魅せる敦賀・若狭の観光名所を、ポスター、写真、パンフレットなどで紹介するコーナーも設置する。
さらには、伝統工芸「若狭塗箸 研ぎ出し」「若狭パール アクセサリー作り」を体験できるコーナーも用意している。
メディア内覧会には、福井県知事の杉本達治氏が登壇して挨拶。その冒頭、令和6年 能登半島地震により被災した方々に心からの見舞いと連帯の気持ちを示した。そのうえで「頑張ろう北陸ということで、一生懸命、北陸エリア全体のPRをしていきたい思いです」と続ける。
「この1年を通じて、敦賀・若狭のエリアでキャンペーンをしていきます。青々(あおあお)は、若狭湾、神秘的な三方五湖、別名"若狭富士"とも呼ばれる青葉山、そうした名所を想起させるキーワードです。また私たちの地域には由緒ある神社仏閣も数多く残っており、伝統的なお祭りなども実施していますので、吉日という言葉で表現させてもらいました。ぜひ、週末の渋谷で敦賀・若狭の魅力を体験していただき、北陸新幹線が3月16日に延伸してからは、最果ての聖地である敦賀駅まで新幹線に乗って遊びに来ていただけたら幸いです」(杉本知事)
このあと舞台上では、気比の松原(敦賀市)~久々子湖(美浜町)~若狭和田ビーチ(高浜市)などを巡る「若狭湾サイクリングルート(わかさいくる)」の紹介、一社両拝の珍しい「和合神社」や、恋人の聖地「幸せの鐘」などのある「レインボーライン」の紹介などが行われた。