学研ホールディングスの調査・研究機関である学研教育総合研究所は、「小学生・中学生の学習や学校生活の実態・意識」に関する調査結果を2月29日に発表した。調査は2023年10月27日~11月1日の期間、小中学生の子を持つ親(小学生1,200名/中学生600名)を対象に行われた。
はじめに、小学生の子を持つ親を対象に、子どもがChatGPTなどの対話型生成AIの利用状況について尋ねると、"学校"で利用したことが「ある」と回答したのは9.8%だった。
"家庭"での利用については、12.5%が「ある」と回答。中でも6年生の男子は、「学校」17.0%、「家庭」19.0%と高い割合になった。
また、通っている学校でタブレットやパソコンが支給されている割合は全体で87.4%という結果に。
使用状況・様子について、最も多かったのは「支給されていて、自宅に毎日持ち帰って自分でも使ってもいる」(26.0%)だった。次いで「支給されていて、自宅にたまに持ち帰って自分でも使ってもいる」(18.3%)、「支給されていて、自宅に時々持ち帰って自分でも使ってもいる」(16.1%)と続いた。
支給されているデバイスを自宅に持ち帰って使っている人が多い一方、使用頻度が低い人もいるという結果に。学年別にみると、支給されている割合は高学年で高くなる傾向がみられ、4年生94.0%、5年生90.0%、6年生92.5%だった。
続いて、中学生の子を持つ親を対象に、対話型生成AIの利用状況を質問。中学生については、16.2%が"学校"で利用したことが「ある」と回答。「ない」は83.8%だった。"家庭"での利用についても、「ある」は16.5%、「ない」は83.5%という結果に。