シャオミ・ジャパンは3月7日より、5Gスマートフォン「Redmi 12 5G」に同社の独自OSである「Xiaomi HyperOS」を導入するアップデートの配信を開始した。
シャオミはこれまで、Androidベースの独自UIである「MIUI」を同社スマートフォンに搭載してきたが、2023年10月に新OSである「Xiaomi HyperOS」に切り替える方針をアナウンスしていた。「Xiaomi HyperOS」は「『Human×Car×Home』スマートエコシステム向けに設計された」というOSで、たんなるスマートフォン上のUIにとどまらず、すべてのシャオミ製品の間でのスマートな接続を促すことを目指すものとなる。
スマートフォン/タブレット上で動作する「Xiaomi HyperOS」はAndroidベースのものになる。今回「Redmi 12 5G」向けに配信されるのはAndroid 14ベースとなっている。
同社によれば、「Xiaomi HyperOS」はネイティブのAndroidカーネルよりも高速で、ハードウェアのパフォーマンスを最大化できるという。ファイルシステムは最適化され、長期間利用してもパフォーマンスの低下がおこらないほか、ネットワーク経由のアップデートの際のストレージ占有も抑制される。
また幅広いハードウェア要件の間で互換性を保ち、グラフィックレンダリングの強化、さまざまな画面サイズ/言語での統一された操作、優れたマルチタスク性能、600以上の言語と10万以上の字体を利用できるフォントシステムなどを実現するものになるという。