クリニックフォアグループは、職場における花粉症へのサポート状況についての調査結果を3月7日に発表した。同調査は、2024年1月31日~2024年2月1日の期間、花粉症の男女471人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 約9割が「花粉症が仕事の業務パフォーマンス低下につながる」と回答

花粉症が仕事のパフォーマンス低下に繋がると感じるか聞いたところ、約9割が「パフォーマンス低下につながる」と回答。職場における従業員のための対策状況については「職場が従業員のために対策を行っている」(9%)、「職場が従業員のための対策を行い、個人でも対策を行っている」(4%)と、約1割の職場でしか明確な花粉症対策が講じられていないという結果になった。

また、職場において「個人で対策を行っている」と回答した人の対策内容では、「薬の服用」が約8割、「マスクの着用」が約7割という結果になった。

  • 職場での花粉症対策として行われているのは「空気清浄機の導入」「マスクの配布」

職場で従業員のために行われている花粉症対策では「空気清浄機の導入」(68%)、「マスクの配布」(58%)が上位に。一方で花粉症治療の費用補助を行っている職場は17%と下位に留まっており、個人で行っている花粉症対策1位の「薬の服用」に対しては、職場でのサポートがそれほど進んでいないことがわかった。

  • 職場で「花粉症対策を行ってほしい」と感じている人は7割以上

職場で従業員のための花粉症対策が行われている人の9割以上が「職場への満足度が上がった」と回答。

次いで、職場での花粉症対策について「個人で対策を行っている」「全く対策を行っていない」「わからない」と回答した人に対して要望を聞いたところ、「花粉症対策を行ってほしい」と回答した人が7割以上という結果になった。