昨年、世界各国で注目を集めたKen Okuyama Carsのバードケージkode61(以下「kode61」)。5月にイタリアで行われたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステでワールド・プレミアを飾り、8月にはアメリカのぺブルビーチ・コンクール・デレガンスで北米プレミア、そして11月にはラスベガス・コンクールにおいても披露されたkode61のプロダクションモデル第1号車が、このたび日本国内の顧客へと納車された。
【画像】Ken Okuyama Carsのバードケージkode61の納車タイミングに、kode57とkode7も集結(写真4点)
kode61 バードケージは、カーデザイナー奥⼭清⾏氏がピニンファリーナとマセラティとのコラボレーションで製作したコンセプトカー、「バードケージ 75th」の発展形としてスタイリング開発を⾏った2シーター・バルケッタ・スタイルのスポーツモデル。フロントにはイタリア製V12(580hp)の⾃然吸気エンジンを搭載し、6速マニュアル・ミッションを持つFRトランスアクスル・レイアウトが採⽤されている。”バードケージ”のような繊細なスチールパイプフレームが基本構造とキャビンのデザインテーマとして活かされ、軽量なCFRP製ボディパネルが組み合わされたものだ。
今回のkode61の納車に合わせて、kode57ベルリネッタ(右ハンドル仕様、納⾞済の個体)とkode7 が KEN OKUYAMA DESIGN 東京スタジオに集ったことも注目すべきトピックスだ。各モデルを見比べてみることで、kode61のキャビンのテーマは、Ken Okuyama Cars 各モデルの特徴であったドライバーとパッセンジャーが独⽴したレイアウトのツインコクピットをさらに進化させたものであることがおわかりいただけるだろうか。
⾼剛性を誇るオリジナルシャシーと軽量なCFRPコンポーネンツの採⽤など、最新のテクノロジーによる⾼い運動性能を特徴とするkode61は、Ken Okuyama Cars ⼭形ファクトリーにて既受注分が製作されており、現在もオーダーメイド・ベースにて限定台数の受注を受けているとのことだ。