PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」を運営するヘルスアンドライツは3月6日、「女性のPMSに関する意識調査」を公開した。調査は2024年2月28日~2月29日、パートナーの生理に関連して起こる不調に悩んだことがある15~49歳の男性300名を対象にインターネットで行われた。
ケアミーの過去の調査では、これまでにパートナーがいたことのある男性のうち、約2人に1人がパートナーのPMSに「悩んだことがある」と回答。男性は具体的にどのような悩みを抱えているのか。一番多かった回答は、「パートナーの不調や精神的な変化が、PMSのせいなのか、他の理由なのか分からない」で50.2%、次いで「パートナーのPMSに対して、自分が何をしてあげられるのか分からない」が34.8%、「PMSのせいで不調であることは分かるが、どう接したらいいのか分からない」が34.5%だった。パートナーのPMSに悩む男性の2人に1人が、不調の原因がはっきり分からないことで悩んでおり、さらに、不調の原因がPMSと分かっている場合でも、パートナーにどう接したらよいのか対応に悩む男性が多いことがうかがえる。
パートナーのPMSに関する悩みについて具体的なエピソードを尋ねてみると、「付き合いたての頃は気軽に聞いていい問題なのか迷った」(20代)、「些細な冗談でも怒られる」(20代)、「旅行などの予定を立てにくい。 遊びに行ってもすぐに帰りたそうな態度を取られてしまう」(20代)、「不調の原因がPMSかもと思っても指摘しにくくて、こちらも疲れ、不調になってしまう」(30代)、「何故そこまで怒っているのかが理解できない。怒るにしても、理性的に言えないものかと。 また、こちらのメンタルをエグるようなセリフが出るからかなりきつい」(30代)、「明らかに不機嫌になる時があるが対処がわからなくて、触れづらいから会話も減ってしまう」(30代)、「生理だから怒ってるの? と聞くとさらに怒られ、原因がわからない」(30代)、「妻は、短気になったり、ヒステリックになることがよくあり、 子どもがかわいそう。自分もイライラしてしまい どう接すればよいか分からない」(40代)などの回答が寄せられた。PMSについてパートナーとうまくコミュニケーションがとれずに悩みを抱える男性の姿が浮かび上がってくる。