Appleは「iOS 17.4」と「iPadOS 17.4」を3月6日に提供開始。適用すると、絵文字キーボードにキノコや不死鳥、ライム、切れた鎖、首を振っている顔といった新しい絵文字が加わる。
iPhone 15シリーズでは、iOS 17.4にアップデートすることで、設定の「バッテリーの状態」にバッテリーの充放電回数や製造日といった情報表示が新たに加わる。
主なアップデート内容は以下の通り。
絵文字
- 絵文字キーボードで、キノコ、不死鳥、ライム、切れた鎖、首を振っている顔の新しい絵文字が使用可能
- 18個の人と身体の絵文字に左右のどちら側も向いているオプションを追加
Apple Podcast
- 文字起こし機能により、英語、スペイン語、フランス語、およびドイツ語でオーディオと同時にテキストがハイライト表示されエピソードを追うことが可能
- エピソードをテキストですべて読んだり、単語や語句で検索したり、タップしたところから再生したり、テキストサイズ、コントラストを上げる、VoiceOverなどのアクセシビリティ機能を使用したりすることが可能
機能強化とバグ修正(iOS)
- ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicalに追加することが可能
- Siriに、対応している言語で受信したメッセージを読み上げる新しいオプションを追加
- “盗難デバイスの保護”がすべての場所でセキュリティを強化するオプションに対応
- iPhone 15とiPhone 15 Proの機種で、“設定”の“バッテリーの状態”にバッテリーの充放電回数、製造日、および最初の使用を表示
- “探す”で連絡先の写真が空白になる問題を修正
- デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されてメッセージの送信先グループに表示される問題を修正
機能強化とバグ修正(iPadOS)
- ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリに追加することが可能
- “探す”で連絡先の写真が空白になる問題を修正
- Safariのお気に入りバーにWebサイトのアイコンのみを表示するオプションを追加
なお、欧州連合(EU)域内においては「デジタル市場法」(DMA)に準拠するため、iOSとSafari、App Storeに関する変更が行われることが1月に発表され、デベロッパに対しては既にアプリの配布や決済処理のための新たな選択肢などが提供されている。
これによりEU27カ国においては、今回提供開始されたiOS/iPadOS 17.4にアップデートすることで、Safari以外のブラウザエンジンの利用やApp Store以外からのアプリダウンロードが可能になる。