おいでやす小田、人気芸人が賞レースに「出るべき」理由とは

お笑い芸人のおいでやす小田が3日、バイク川崎バイクのYouTubeチャンネル『BKB美容室チャンネル』にゲスト出演。売れている芸人が賞レースに出場する意味を語った。

• おいでやす小田

自身にとっての“永遠のテーマ”を語る

今月9日に、決勝戦が生放送される『R-1グランプリ2024』(カンテレ・フジテレビ系)。「とにかく面白いピン芸」の王者を決める同大会だが、小田とBKBは、惜しくも準決勝で敗退。この日に公開された動画では、「おつかれさまでした」とお互いをねぎらいつつ、2016年から2020年まで5年連続で決勝に進出していた小田は、「終わりにしようかなと」と今年の大会を最後に勇退することを打ち明けた。

「小田さんはもう出る必要はそんなにない」と返したBKBは、「良くも悪くも、小田さんが出ることで、盛り上がることはもちろんなんですけど。決勝行きそうな若手を一人消すことになる可能性があるというか。売れるための大会なのに、売れてる人が……みたいな」と吐露。すると、小田は、「それは昔から永遠のテーマ」だとしながら、「出るべきやねん。売れてない人のために売れてる人がおって、蹴落とすことが、俺は逆に賞レースには必要なことやと思ってるから」と持論を展開。「(売れている芸人が)おらんくなったから決勝に行きやすくなったって、賞レースの発展にならへんと思ってて。もし実力があるなら、壁とならな」と自身の思いを語った。

「どっちがいいのかわからへんけど、それが嫌で出えへんとかはない」と続けた小田。「出る必要ないっていうのも、まあ間違いじゃない」と話し、「“おいでやす小田って、こんな人や”っていう説明書をもう渡し切ったというか。世の中の人に、“俺はこういう”っていうのは、ありがたいことに『M-1』で広まってくれたから。これ以上何をすることがあるんやろう? って。『R-1』の決勝出ても、俺は変わらんし」という本音も。「だから、もうちょっとええかなって感じかな。優勝したらまたちゃうんかな?」とつぶやきながら、「とりあえずはっていう」と勇退の心境を明かしていた。