キングジムは3月5日、設定したタイマーの残り時間が一目で分かる「ビジュアルバータイマー」(VBT10)を発表した。4月19日に発売する。価格は2,970円。
「ビジュアルバータイマー」は、計測時間の進行状況を、横方向の目盛りで視覚的に表すタイマー。
残り時間が視覚的に表示されるため時間の経過がわかりやすく、アナログ時計が読めない子どもや、時間管理が苦手なユーザーの支援に役立つ。キングジムでは会議やプレゼンテーションなどの仕事場や、筋力トレーニング時などにも活用できるとする。
計測モードは、時間のカウントダウンとカウントアップができる「通常計測モード」と、作業時間と休憩時間のカウントダウンを指定回数交互に繰り返す「リピート計測モード」の2種類。リピート計測モードは、25分間の作業時間と5分間の短い休憩を繰り返し行う時間管理術「ポモドーロ・テクニック」などに適する。
設定した時間になるとアラームで通知(アラーム作動時間は10秒)。消音機能も備え、本体のスイッチを消音に切り替えると、音が出せない図書館などの静かな空間でも使用できる。消音時は液晶が点滅して時間を知らせる。
本体は幅132mm、高さ29mm、奥行き21mmと手のひらサイズの小型デザインで、背面にはシリコンカバー付きのマグネットを搭載。卓上に置けるほか、キッチン周りやスチールデスクといった金属面に貼り付けても使用できる。重さは約56g(乾電池含まず)。
計測時間は、通常計測モードのカウントダウンが最大99分50秒、カウントアップが最大99分59秒。リピート計測モードのカウントダウンが最大99分50秒で、リピート数は作業時間が最大99回、休憩時間が最大98回。
製品の開発には、子どもや時間管理が苦手なユーザーの間で残り時間を可視化できるアナログ式のビジュアルタイマーが注目されている背景があったという。
従来のビジュアルタイマーは、短時間の計測時に目盛りの減りが分かりにくい、計測に誤差が出る、60分以上の計測や秒単位の計測ができない、一時停止ができないなどの不満の声があったといい、キングジムではこれらの課題を解決する「ビジュアルバータイマー」の投入により、多様な人の時間管理をサポートするとしている。