英Nothing Technologyは3月5日、Androidスマートフォンの新製品「Nothing Phone (2a)」を発表した。日本国内でも公式サイトにおいて12GBメモリー/256GBストレージのモデルの予約受付が始まっており、価格は55,800円。3月末から順次出荷される。
Phone (2a)はミドル〜ミドルハイをターゲットに、SoCにNothingがMediaTekと共同開発した「Dimensity 7200 Pro」を搭載し、メモリーが8GB/12GB(RAM Boosterをサポート)、ストレージが128GB/256GBという構成になっている。快適な利用体験を生み出すパフォーマンス、長時間のバッテリー動作、機能的で独自性のあるデザインを普及価格帯で実現した。
Nothing製品の特徴といえる半透明デザイン、光と音によるGlyphインターフェイスがPhone (2a)にも採用されている。Phone (2a)ではNFCコイルの真ん中に、目のように2眼(メイン+超広角)カメラが並ぶ。ベゼル、2眼カメラ、NFCコイルの整然とした形状に、うねるような回路のラインや内部構造の不調和が融合したユニークなデザインになっている。さらに、GlyphインターフェイスとAndroid 14ベースのNothing OS 2.5のカスタマイズ性により、ユーザー独自の体験が得られるようになっている。
Dimensity 7200 ProはTSMCの第2世代の4nmプロセスで製造されており、Nothing Phone (1)と比較して16%向上した電力効率と13%高い処理性能を備えている。
5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大20時間のYouTube動画再生が可能であり、一般的な使用ではフル充電から2日間使用できる。ワイヤレス充電には非対応だが、45Wの急速充電をサポートしており、約1時間でフル充電できる(20分の充電で1日の使用が可能)。
ディスプレイは6.7インチ(1084×2412)のAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)で、リフレッシュレートは最大120Hz。ピーク輝度は1300ニト。Phone (1)に比べてシンメトリックなベゼルの幅が0.5mm細くなり、2.1mmとなっている。
- ディスプレイ:6.7インチAMOLED(1084×2412、394ppi)、リフレッシュレート:30〜120Hz、Corning Gorilla Glass 5
- SoC:MediaTek Dimensity 7200 Pro(8コア、2.8GHz)
- 内蔵メモリー:8/12GB
- 内蔵ストレージ:128/256GB
- アウトカメラ:メイン(5000万画素、F1.88、OIS、EIS)、超広角(5000万画素、F2.2)
- インカメラ:3200万画素、F2.2
- 接続性:デュアル5G、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、NFC
- バッテリー:5000mAh(45W充電)
- その他:指紋認証、顔認証、ステレオスピーカー、IP54認証
- OS:Nothing OS 2.5(Android 14)
- サイズ:161.74×76.32×8.55mm
- 重量:190g。
- カラー:ブラック、ミルク