ヤフー・データソリューションは3月1日、サウナにまつわるさまざまな検索動向を分析したレポート「浸透するサウナ文化。検索ビッグデータから見える過去からの変化とトレンド」を公開した。
Yahoo! JAPANで2023年2月~2024年2月にかけて検索されたサウナ施設を検索者数順のランキングにしたところ、第1位は東京・赤坂に2023年4月オープンした「サウナ東京」となった。次に、サウナや天然温泉が24時間利用できる「神戸サウナ&スパ」、"聖地"と謳われる静岡市の有名サウナ「サウナしきじ」が続く結果に。
全体的な傾向として「サウナ飯」が話題となったり、サウナ以外のアクティビティも楽しめる施設が増えていることから、サウナという文化が定着し、楽しみ方が多様化していることが想像できる。
同時に、2019年1月~12月の結果との比較をしたところ、新出のワードが多く、ここ数年のサウナブームにより新しい施設が増えたことが見て取れた。施設によっては検索ボリュームが2倍から6倍以上になっているところもあり、関心を持つ人が増えていることも示唆される。
「DS.INSIGHT」の急上昇トピックやトレンドをAIが可視化する「DS.INSIGHT Trend」機能を使用し、検索数の伸びから今後のブレイクが期待できるサウナ施設をピックアップ。
検索者数ランキングでも1位に輝いた「サウナ東京」は、2023年3月ごろから検索され始め、今も注目を集め続けることから今後も継続的な人気が期待できる結果に。テーマの異なる5つのサウナや温度別の水風呂などの本格的な設備が話題で、男性専用施設である点もポイント。「予約」「混雑」などのワードも共によく検索されており、注目が高まっていることがわかる。
「東京豊洲 万葉倶楽部」は、2024年2月に豊洲市場に隣接する場外市場にオープンしたことで話題の「豊洲 千客万来」内にある非常に新しい温浴施設。サウナだけではなく、都心の景色を一望できる露天風呂など様々なお風呂や岩盤浴を楽しむことができ、宿泊も可能。飲食エリアも併設されていることから食事への関心も高い様子。
名古屋駅の程近くに2023年11月にオープンした「SENSE sauna」は、宇宙がテーマの一風変わった本格的なサウナ施設。現在の検索数自体はそこまで多くないものの、順調に増加しておりこれから話題になる兆しを見せている。