シャープは、出先からのセキュアなアクセスや高速な全文ファイル検索をサポートする業務用NAS「BP-X2ST」シリーズを3月中旬に発売する。HDD容量が2/4/8TBの3種類を用意し、価格はいずれもオープンプライス。
同社が展開しているスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」に対応する、COCORO OFFICE サーバーの新機種。従来から2TBモデルと4TBモデルを用意していたが、今回新たに8TBモデルをラインナップに追加した。
セット提供の専用IDを使ってCOCORO OFFICEにログインすることで、外出先からNASへセキュアなアクセスが行え、キーワード入力によって必要なファイルを高速で探せるという全文ファイル検索機能も利用可能。また、COCORO OFFICE対応の複合機と連携してFAXデータをNASに転送し、日付や送信元別に自動で仕分けることもできるという。
いずれも24時間365日の稼働に適した、高信頼性の専用HDDを搭載。2TBモデルはRAID 1、4TBモデルと8TBモデルはRAID 6に対応する。ユーザーごとのアクセス制限機能や、誤削除/編集ミスからのファイル復元を可能にするスナップショット機能といった各種データ保護機能も備える。
インタフェースは、2.5GBASE-T対応のEthernetが2系統。USB 3.2(Gen2)対応のUSB Standard-Aを前面と背面に各1基、USB 2.0対応のUSB-Aを背面に2基備える。本体サイズは160.2×220.5×165mm。重さは2/4/8TBモデルの順に約3.7kg、約4.6kg、約5kg。
独自サービスのほか、初期設定・設置から運用における保守、トラブル時の対応までワンストップのサポートを付帯したパッケージとして提供し、専任のIT管理者のいない中小企業や小規模オフィスにおいても手軽に導入できるとする。設置から5年間、または6年間のいずれかが選べる。