ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-ブランドのDC電源ノイズクリーナー・バルクキャパシタ「Petit Tank Solid State」(プチタンク ソリッドステートを3月5日21時に直販サイトで販売開始する。直販価格は2,680円。
DCケーブル延長型のオーディオ電源用アクセサリー。FX-AUDIO-ブランドのオーディオ製品だけでなく、コネクター仕様や極性が一致し、DC 25V以下/電源容量1Aの電源で動作する機器(最大消費電力125W以下)につないで使える。交流電源には対応しない。
同社によると、ACアダプターで動作するデジタルアンプなどの小型オーディオ製品は、コストや設計上の物理的な都合から、必要十分なバルクコンデンサが搭載されていない製品もあるという。
Petit Tank Solid Stateは、汎用DC電源やACアダプターといった電源装置とデバイスの間につなぐことで、電源由来のノイズを抑えながらバルクキャパシタとしての機能を補い、デバイス側の電源回路を強化。瞬間的な電力消費による電圧低下や電流不足による影響を排除し、理想に近い安定したデバイスの動作をサポートする。
同社では、DC電源で動作するオーディオ機器の中でも特に、アンプのように瞬間的に大きな電力を必要とするデバイスに対して、電力供給レスポンス改善による音質向上効果(歪みの改善やSN比の向上など)が期待できると説明している。
さらに、従来の「Petit Tank Limited Edition」にはなかったサージ対策も追加。コンデンサ数を4本に抑えながら容量を増やし、安定性を確保することで、単発の強いサージによるストレスを低減して機器回路を保護するとしている。
既存のノイズクリーナー・バルクキャパシタ製品「Petit Tank」をベースに、通常の電解コンデンサを高分子アルミ固体コンデンサに変え、低ESR特性やリップル特性、応答性能といった基本性能を強化。単体でも使えるが、現行の電源アクセサリー「Petit Susie」(プチ スージー)の後段に連結(本体のターミナル同士をケーブルで直接接続)して使うことで、ノイズクリーナー・バルクキャパシタ効果を最大限に発揮できるとする。
Petit Tank Solid Stateの基板両面はフルベタパターン(表面は全面+、裏面は全面GND)で回路損失を減らしつつ、各コンデンサの負荷を均一に近づけた理想的バルクキャパシタを構成。保証対象外となるが改造にも対応しており、5mmピッチ空きパターンを4組備え、コンデンサ容量をさらに増やしたり、タンタルコンデンサやブリーダー抵抗、電圧モニタ用端子などを追加したりといったことも可能にした。
本体サイズは25.5×98×16mm(幅×奥行き×高さ)で、コネクター部を含むケーブルの長さは28cm。重さは40g。DCジャック(IN)は、外径5.5mm、内径2.1mm(センタープラス仕様)。DCプラグ(OUT)は外径5.5mmで、内径は2.1mm/2.5mmの両対応(センタープラス仕様)。