おおいた農業経営塾とは
おおいた農業経営塾では、経営強化に向け積極的に新しい取り組みや改善を取り入れ、経営に活かしていく経営体の育成を目的に、平成29年度より開始しています。
先日、開催されたビジョン発表会・閉講式にて修了した受講生を含めると、115名の卒塾生を輩出した歴史のある経営塾です。
充実したカリキュラムと県外生産者より実践事例を学ぶ
コロナ禍以降、集合研修とオンライン研修を用いて、それぞれの実地形態の強みを活かし充実したカリキュラムでの実施を行いました。
今年度も昨年に続きFOODBOX株式会社 代表取締役社長の中村 圭佑氏をメイン講師に迎え全6回のオンライン研修にて、理念・ビジョンに対する考え方や、環境分析・マーケティング、財務管理など経営に必要な知識を学びました。
ゲスト講師には県外で活躍し、同じ生産者という立場で、日々農業経営に向き合っている講師陣を迎え、実践的な農業経営について理解を深めることができました。また、各受講生の農業経営や地域に対する思いを集約し、コピーライターである原晋氏より理念の素案を添削していただく機会もあり、受講生それぞれの思いを言語化し経営計画の作成に臨みました。
研修以外にも、各テーマに沿った動画配信を行いました。全6本の配信では、県外で販路拡大や環境整備、規模拡大等に取り組む優良事例の紹介や、いつでも経営塾の振返りができるよう経営の見直しをテーマに配信を行い、充実したカリキュラムのもと実施しました。
大分県内生産者のネットワークを構築
集合研修では、交流会として大分県内で活躍する生産者や卒業生との交流もあり大分県内の生産者の繋がりを作り、卒塾後も支え合える関係性を構築しました。
対面での研修や交流会、WEBでの研修とご自身での実践、講師からの個別のフォローを通じて、受講生が目指す農園の将来像を描いた経営計画が作成されました。
受講生の声
・内容が充実しすぎていてありがたい限りです。最後の発表は最盛期の自分には難しいかと思いましたが、たくさんサポートしていただき乗り越える事が出来ました。半年間ありがとうございました。
・知識不足で大変な話もありましたが、録画を見直したりすることで理解をすることができました。研修のバランスも、対面での研修では参加者同士での交流を深め、WEB研修ではしっかり学ぶことができました。内容についても起業してある程度大きな規模までの段階でやらなければいけない事や、事例を知ることで将来のイメージをすることができ、やる気も向上した上で、継続する意思を持つことが出来ました。
・講座の頻度も丁度良く、どれも質が高く分かりやすかったです。市内に出るには少し遠い場所なので、対面での研修の頻度も丁度よく、受講生同士での交流も深めることができました。受講生や講師と交流しながら考えることで、それぞれが取り組んでいることやアドバイスも、もらうことで意欲の向上に大きく繋がり、実際に経営塾の受講期間にマルシェ販売に出展し、学びを活かすこともできました。講師、スタッフの皆さまの温かさが何よりも励みになりました。ありがとうございました。