◆ 昨季は振るわなかったヤクルト打線
ヤクルトの山田哲人内野手(31)と村上宗隆内野手(24)が3日、中日とのオープン戦(バンテリンD)で揃って“今季1号”を放った。
まずは初回、「4番・三塁」でスタメン出場した村上が、中日先発・小笠原から先制2ランを右中間席へ。1ボール後の低め直球をキッチリと捉えた。春季キャンプでは左臀部張りを訴え一時別メニュー調整となったが、大事には至らず戦列に復帰。この日の一発でオープン戦は3試合連続安打となった。
2回には「6番・指名打者」で出場した山田が、オープン戦1号となるソロ弾を左翼席へ。山田は「2番・二塁」で出場した前日の同戦でもフェンス直撃打を含む2安打2打点をマークしており、完全復活の気配を醸し出している。
ヤクルトは2021年、2022年と強力打線を擁しリーグ連覇を果たしたが、昨季は主力の不調や離脱が重なり得点数は2022年の619得点から534得点へ大幅ダウン。オープン戦とはいえ主力の好状態は明るい兆しだ。