東京・稲城市に位置する遊園地「よみうりランド」は、3月6日に「よみうりランド眺望温泉 花景の湯(かけいのゆ)」(以下、花景の湯)をオープンします。

  • よみうりランド眺望温泉 花景の湯

同施設は、よみうりランドに隣接する「HANA・BIYORI」内にオープン。標高約100mから都心を一望できる「絶景露天風呂」が特徴の日帰り温浴施設です。一足先にたっぷり満喫してきたので、その様子を紹介していきます。

■「HANA・BIYORI」とは

「HANA・BIYORI」は、よみうりランドに隣接する新感覚フラワーパークとして2020年3月に誕生。関東最大級の数の300鉢を超えるフラワーシャンデリアが飾られ、中に入ると華やかな香りに包まれるのが印象的です。

  • HANA・BIYORI

花とプロジェクションマッピングのアートショーのほか、コツメカワウソの展示、遊園地の連絡口にもつながる「四季の庭」にて花の鑑賞を通年楽しめるなど、癒やしの空間を提供します。

■「花景の湯」へ潜入

そのHANA・BIYORI内にオープンする「花景の湯」では、花と緑に囲まれた開放感あふれる空間や「銀座おのでら」が監修したメニューを楽しめるなど、"景・花・食"をたっぷり堪能できるのだとか。まずは、絶景を楽しめるお風呂から紹介していきます。

  • オープン前の「花景の湯」へ潜入!

■いざ、魅力だらけのお風呂へ!

景観を楽しめる3種類の露天風呂

露天風呂は、弱アルカリ性の天然温泉「眺望温泉あつ湯」「眺望温泉ぬる湯」、イベント風呂などを行う「替わり湯」の3種を設置。立ったまま入浴できる眺望温泉の深さは110cmあり、ふちに体をあずけるようにしながら都内を一望することができます。

  • 男湯「眺望温泉」晴天時には東京タワーがスカイツリーを見ることができる

筆者は夜の時間帯に入浴したのですが、昼とは異なる都心ならではの灯りに思わずうっとり。「ぬる湯」の温度がずっとつかっていられるな〜と思うほど心地よく、身も心も軽くなる至福のときでした。

サウナを含めた4種類の内風呂

内風呂には「高濃度炭酸泉」「シルク風呂(電気風呂併設)」「ジェットバス・リラクゼーションバス」「オートロウリュサウナ」を用意。

  • 女湯「シルク風呂」

「シルク風呂」は入浴剤が入っているかのように白く見えますが、これは3ミクロン程度の細かい泡の集まりによるものなのだとか。シュワシュワした気泡は汚れを浮かす効果が期待できるそうで、入浴後はスベスベになった自分の肌に気分が上がりました。

女湯の注目ポイント!

さて、ここからは男女別にお風呂の注目ポイントを見ていきましょう。女性風呂では、ロッカーの設置数や脱衣所の広さに加え、すべてのシャワーヘッドとドライヤーに「Refa」を、スキンケア用品に「雪肌精」を採用するなど、女性に人気のアイテムを取り入れています。

  • リファ、雪肌精が無料で使える

担当者によると「来場する方は、おそらく30代〜50代の女性のお客様だと予想しています。HANA・BIYORIには女性のお客様が2人で来られることも多く、相乗効果も見込めたらいいですね」とのこと。お風呂のほかにも、選べる8種類の館内着は季節の花をモチーフにしてファッション性を高めるなど、女性がワクワクするポイントを随所に感じます。

  • 8種類の中から選べる館内着

■"サウナー"必見の男湯! 冷水風呂やととのいエリアを完備

男性風呂では温度の異なる2つの水風呂を設置。オートロウリュサウナ後に汗を流したあと、なんと「冷水風呂(10℃以下)」では頭まで潜ることが可能なのだとか!

  • 男湯限定の冷水風呂、ととのいエリア

さらに、「ととのいテラス」を設けるほか、露天風呂エリアには多くのデッキチェアが並ぶなど、自然の風による外気浴で"極上のととのい"を楽しめます。サウナ好きにはたまらないサービスが豊富です。

■男女で楽しめる岩盤浴「火窯房(ひがまぼう)」

有料エリア「火窯房」は、専用の岩盤浴着を着用して男女一緒に利用できる岩盤浴です。専用の休憩ラウンジには、外気浴エリア「石庭」や展望デッキ「見晴処」も展開し、充実したエリアになっています。

  • 火窯房(ひがまぼう)のラウンジ

岩盤浴は「火窯の間」、フィンランドサウナ「白樺の間」、プライベートサウナが楽しめる5つの個室を用意。いずれも開放的な空間で岩盤浴を楽しめるのが魅力です。また、クールルーム「涼みの間」でほてった体を冷やすこともできます。

  • 岩盤浴を楽しみながら景観を一望できる

中でも驚いたのは、ミスト岩盤浴「花霞の間」。15分間のプログラムがスタートすると頭上から滝のようにミストが降り注ぎ、しばらくすると辺り一面が真っ白に。まるで雲海の中にいるかのような幻想的な光景が広がります。鳥のさえずりなど自然の音が流れる中で気持ちよく汗をかき、身も心もすっきり爽快です。

  • ミスト岩盤浴「花霞の間」

■「銀座おのでら」の監修メニューが食べられる

テーブル席に加え、座敷や個室など約200席を用意するレストラン「美食ノ極」では、非日常を感じられる極上の食事を四季にあわせて提供。ミシュランガイドで星を獲得している「銀座おのでら」の監修メニューとして、「銀座おのでら監修 まぐろ御膳」(3,700円)、「銀座おのでら監修 季節のかき揚げ丼(春)」(1,380円)などを味わえます。

  • 「銀座おのでら」監修メニュー「銀座おのでら監修 まぐろ御膳」(3,700円)、「銀座おのでら監修 季節のかき揚げ丼(春)」(1,380円)」

春限定の「季節のかき揚げ丼」をひとくち食べると、甘いタレとともに、大葉やあさりなど素材本来の甘みがじゅわっと口の中に広がりました。かき揚げの内容は、四季折々に合わせたメニューになっているそうです。

圧巻のマグロの解体ショー

  • マグロの解体ショー

訪れた当日は、職人による95kgの大間マグロの解体ショーを見学。こちらは、オープン後も不定期で実施し、職人が握った本格寿司を提供するそうです。マグロに程よく乗った脂はまろやかな甘みがあり、飲み込んでしまうのがもったいないほど贅沢な味わいでした。なお、レストランはHANA・BIYORIのみの入園者も利用可能になっています。

  • ブロックごとにカットされたマグロ

■充実した休憩ラウンジ

柔らかなクッションに身をゆだねて寝ころべる「リラックスラウンジ」、約50台設置した「リクライニングラウンジ」、女性専用の「レディースラウンジ」などひと休みできるエリアも充実。

入浴や食事前後のタイミングなど、さまざまなシーンで自由に過ごせるのがうれしいポイントです。そのほか、リラクゼーションサロンやオフィシャルグッズも展開。

  • 気の向くままにうたた寝をするもよし!


日々忙しく過ごしているあなた、"何もしない贅沢"を満喫できる「花景の湯」で身も心も癒やされてみてはいかがでしょうか?

■Information
「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」
【住所】東京都稲城市矢野口4015-1 新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」内
【アクセス】「京王よみうりランド駅」より無料シャトルバスを約10分間隔で運行
【営業時間】平日10時~23時/土日祝・特定日9時~23時
【料金】平日→大人2,300円・小学生1,300円、土日祝→大人2,800円・小学生1,500円
※上記は一般料金価格。詳細は公式サイトにて
※火窯房の利用料金:平日800円、土日祝900円(利用には花景の湯とは別に左記料金が必要)