先日スイスのスポーツブランドOnが発売した「Cloudmonster 2(クラウドモンスター 2)」(2万1,780円)。

「より速く走りたいランナーに向けた」というパフォーマンスシューズで、発売前の内覧では試着できませんでした。3月1~3日に日本橋兜町で行うイベント 「Energy Hub(エナジーハブ)」で試し履きでき、筆者も前日のレセプションで履いて走ってみました。

  • 「Cloudmonster 2(クラウドモンスター 2)」(2万1,780円)

ランニングイベントを日本橋兜町で開催

ランナーがエネルギーを補給するための実験的な空間というエナジーハブ、3日間のポップアップスイベントで、会場の複合施設「Keshiki(景色)」はOn一色に染まっていました。

  • 複合施設「Keshiki(景色)」で開催

「科学的に裏付けられた、ランニングに最適なオリジナルサウンドトラック」を聞き、Onのランニングシューズやアパレルを試着できるほか、走った後にコーヒーを楽しむことができるランニングイベントが実施されます。

店内はだいぶおしゃれに仕上げられ、夜のパーティー用のDJブースなど、日本橋兜町というより渋谷あたりのクラブのような印象です。

また、ロンドンを拠点に活動する新鋭クリエイティブエージェンシー ASPEKT (アスペクト)による写真展「Through Our Lens」もあり、写真、映像、そしてサウンドインスタレーションで構成されたランニングとそれを取り巻く文化を体感できます。

  • ASPEKT (アスペクト)による写真展「Through Our Lens」

クラウドモンスター2の実力

会場の様子はここまでにし、早速シューズを試してみました。先日の内覧会では履けなかった同モデル。前作から「より高いクッション性、より高い反発性」を備えた厚底のパフォーマンスシューズとなります。

  • より強い反発、クッション性を備える

足入れして感触を確かめると、走る前からクッションと反発の良さを感じます。実は筆者は厚底シューズは普段履かないので、なおさら強い感覚を味わっているかもしれませんね。

  • 幅広の筆者の足にも違和感ない

着替えを済ませ、他のランニング参加者たちと集合。エナジーハブのある兜町から隅田川沿いまでの3キロ程度を軽くジョギングする内容でした。

慣れない厚底シューズですが、弾むような地面からの反発エネルギーを受け、グイグイと前へ前へ足が進むのが分かります。あと筆者は足の幅が広いほうですが圧迫感なく走れるのもいいですね。

軽く流しながら走っていると誘導するスタッフの方が「スピードを上げるほど気持ちいいですよ」とアドバイス。試しに速度を上げたところ、地面からの反発をより得ている気がします。

  • スピードを上げると「より気持ちいい」シューズ

従来のクラウドモンスターはライフスタイル系のシューズとして、クラウドモンスター2はマラソンや毎日走るために使う、そうした棲み分けをOnとしては提案していくそうです。


兜町と聞くと「金融・証券」のイメージが強いですが、最近は再開発でホテルやレストラン、カフェからバーまでそろうエリアに変わってきているみたいです。

そんな場所でランニングにまつわるカルチャーを楽しみエネルギーを充電する。シューズ以外からも、Onというブランドの持つパワーの一端を感じました。