JR東海は29日、「東海道新幹線再生アルミ」を活用し、建て替えた飯田線下地駅駅舎を3月16日始発列車から供用開始すると発表した。
同社は経年の進んだ駅舎について、防火性能の向上や耐震化など目的に建替えを進めている。新たに供用開始する飯田線下地駅(愛知県豊橋市)の駅舎は、「東海道新幹線再生アルミ」を活用した建材で建て替えた。
新駅舎のガラス面は、「とよはしの巨木・名木100選」に選ばれている豊橋市立下地小学校のイチョウをモチーフとしている。駅舎の建替えに加え、駅舎入口までの通路も整備した。
「東海道新幹線再生アルミ」により、通常のアルミを新製する場合と比べて、製造する際のCO2排出量が97%削減され、環境への負荷を軽減できるという。JR東海は他にも環境負荷低減の取組みとして、線路設備で使用した木まくらぎや既存駅舎など解体した材料の再利用、LED照明の採用など行っているとのこと。