米Microsoftは2月28日(現地時間)、DirectX開発者向けブログでGDC 2024における発表内容についてかんたんに紹介した。スケジュールページでその存在が明らかにされた超解像技術「DirectSR」についても触れられている。
3月18日からゲーム開発者向けの国際カンファレンス「GDC 2024」がアメリカで開催されることに先立ち、公式ページで議題とスケジュールについて公開されていた。この中でWindowsの描画API「DirectX」に超解像技術そのものを統合してしまうという「DirectSR」なる新機能に初めて言及されており、テック媒体等で話題になっていた。今回Microsoftがブログでこの機能について改めて紹介しており、さらなる情報が明かされている。
ブログの中で、Microsoftは「DirectSRは、ゲーム開発者がSR(Super Resolution、超解像機能のこと)統合に取り組む際に待ち望んでいたミッシングリンクです」と言及。なんと単一のコードパスでNVIDIA DLSS Super Resolution、AMD FidelityFX Super Resolution、Intel XeSSをアクティベートできるとしており、ゲーム側ではなく、OS側からハードウェア固有機能を使えるようになるという。
開発はかなり進んでいるようで、Agility SDKのパブリックプレビューでもうすぐリリース予定。ブログ記事ではそのほか、Shader Model 6.8を利用したWork Graphs APIについても紹介されている。