米NVIDIAは2月29日(現地時間)、GeForce GTX 1630 / GTX 1650 / GTX 1650 Ti向けにエラー修正を目的としたHotfixドライバ「551.68」を公開した。サポートページからダウンロードできるが、利用者以外は適用しなくてもよい。
NVIDIA Turing世代のローエンド向けGPUにおいて、動画エンコードコア「NVENC」使用時にエラーが発生したり、映像が破損する場合があることに対処するホットフィックス版ドライバ。いずれエラー修正は正規ブランチにも統合されるうえ、GeForce GTX 1630 / GTX 1650 / GTX 1650 Ti以外の利用者は適用しなくてもよい。
ちなみに、GeForce GTX 1630はGTa b30シリーズとしては初めて“GTX”銘が付され、動画エンコード用にNVENCコアを統合したローエンドGPU。型番的に古い製品かと思いきや、実は2022年に投入されたばかり。今回問題を修正したNVENCはひと世代前のGT 1030に搭載されていなかったため、強力なアピールポイントの1つだった。省電力なローエンドGPUで動画処理用システムを構成していたユーザーにとっては、NVIDIAが少し前の世代のGPUの不具合に対してもすぐに対処する姿勢を見せたことで、長く安心して使えそうだ。