楽天シンフォニーは2月28日、「MWC Barcelona 2024」において、エジプトの大手通信事業者であるテレコム・エジプトやシスコ、Telecom Infra Project(TIP)とともに、北アフリカ初のOpen RANベースの4G試験通話に成功したと発表した。
通信ネットワークのクラウド化を目指すテレコム・エジプトをサポートし、エッジクラウドの仮想集約ユニット(vCU)や仮想分散ユニット(vDU)を含む、無線アクセスネットワークの仮想化(vRAN)による統合ソリューションを提供し、Open RANベースの試験を行った。
楽天シンフォニー 最高ビジネス責任者 ラビー・ダブーシ氏は「北アフリカ地域では、技術的発展の可能性があり、通信インフラの革新が始まっており、テレコム・エジプトはその先頭に立っています。楽天シンフォニーは北アフリカで初となるOpen RANベースの4G試験通話成功の実現においてテレコム・エジプトをサポートしていることを誇りに思っています。私たちは、通信サービスを再構築するオープンインターフェイスと自動化機能によって、テレコム・エジプトと世界中のモバイルネットワークオペレーターをサポートできることを楽しみにしています」とコメント。
テレコム・エジプト マネージング・ディレクター兼最高経営責任者 モハメド・ナスル氏は「この成果は技術の卓越性を超えており、革新と顧客サービスへの当社の取り組みの証です。また、これはネットワークの限界を切り拓くための継続的な計画、強い決意、尽力の結果であり、テレコム・エジプトにとっての新たな歴史的マイルストーンといえます。私たちの今回の成功は、お客様が期待する優れたサービス基準を維持しながら、ネットワークの未来を形作るという当社の確固たる決意を再確認するものです」とコメントした。