ダイドードリンコは、基礎化粧品ブランド「肌美精」とコラボした「肌美精企画監修」シリーズをはじめとする、女性向け健康訴求飲料2ブランドを発表した。
現在、同社のメイン購買層は40~50代の男性だが、この購買層を広げるため女性をメインターゲットに据えた商品展開をはかったという。果たしてそれはどんなものなのか。2月28日に開催された発表会にて、新商品をチェックしてきた。
「肌美精企画監修」シリーズ
「肌美精企画監修」シリーズは、スキンケア・ヘアケア・基礎化粧品などの生活用品を展開するクラシエの「肌美精」ブランドがデザイン監修を行い、女性の健康的な生活を応援するお茶のシリーズ。
2023年12月に発売された「肌美精企画監修 はとむぎブレンド茶」にプラスして、3月4日より「玉露仕立て緑茶プラス」「ダージリン紅茶無糖」(各172円)の2種が同シリーズに加わる。
機能性表示食品である「肌美精企画監修」シリーズは、機能性関与成分である「GABA」が100mg配合されている。同成分は、肌の弾力を維持し、肌の健康を守る機能に加え、一時的なストレスや疲労感を和らげる作用があり、このはたらきによって"女性の健康的な生活を応援"するという。
「近年変化する女性の価値観、健康ニーズに応えるために作りました」と話すのは、ダイドードリンコ マーケティング部の香川珠実氏。
同社は2023年3月に女性を対象とした意識調査を実施。その結果によると、近年のコロナ禍や市場環境を経て、「健康=我慢・無理すること」といったネガティブなイメージから、「日々健康であることが幸せにつながる」「心身共に健康であることが大切」といった、ポジティブな印象に"健康"のイメージは変化しているという。
また同調査では、健康・美容に関して意識することを尋ねており、約6割が「ストレスをためないこと」、約4割が「肌の健康を維持すること」をあげている。このような結果を参考に、「肌美精企画監修」シリーズは誕生。
香川氏は、「自分の健康が幸せにつながっているという消費者調査の結果からも、(女性たちは)より本質的な健康を考え始めたのかなと。そのような点を踏まえて、女性の健康的な生活の応援、さらにそれが女性の幸せにつながるような飲料になっていくといいなと思っています」と想いを伝えた。
「和ノチカラ」
続いて、紹介されたのは3月11日からリニューアルして発売される「和ノチカラ」。同ブランドは、東北大学大学院農学研究科が監修した無糖炭酸の栄養機能食品で、「有機レモン使用炭酸水」「旬搾りゆず炭酸水」(各160円)の2種類を取りそろえる。
同社によると、現代は食の欧米化(簡便化)などにより、昔と比べて、さまざまな栄養素の摂取量が不足。中でも不足しがちだという「マグネシウム」と「ビタミンD」は、現代の食生活で推奨量を摂取することは困難なんだとか。
だが、「和ノチカラ」であれば不足しがちなこれらの栄養素が摂取できる。みずみずしく爽快なレモンの味わいが堪能できる「和ノチカラ 有機レモン使用炭酸水」には、マグネシウムを100mg配合。一方、優しいゆずの香りが楽しめる「和ノチカラ 旬搾りゆず炭酸水」には、ビタミンDを13.5マイクログラム配合している。
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