楽天モバイルは2月27日、700MHz帯の携帯電話基地局を今後展開するにあたり、ノキアソリューションズ&ネットワークスが開発した無線機を採用すると発表した。
同社は2023年10月23日に総務省から700MHz帯の認定を受け、携帯電話ネットワークの構築に有利な伝搬特性を持つ、いわゆる“プラチナバンド”の獲得を果たした。
1.7GHz帯で運用中の既存基地局に700MHz帯への対応を実施する形で展開していくという方針はこれまでに示されている通りで、具体的には基地局のアンテナを1.7GHz帯・700MHz帯の両方に対応したものに置換すると同時に、その背面に以前からの1.7GHz帯用無線機と新たな700MHz用無線機を併設する。
仮想化技術を活用しつつコストや工事のリードタイムを圧縮できる機器構成・手法を採ることで、効率的な展開を目指す。